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■ 完全循環型トイレと能登半島地震復興計画 / Perfect recycling water AQ Toilet and resilient infra structure of community

 

●能登半島地震の復興計画の検討を含め能登町に設置されている

AQトイレを視察してきました。

 

水の補充は必要になりますが、バイオトイレとしての機能は引き続き有効です。

そのうえで先日ご紹介した動画への追加として後ろ側にタンクが増設されていました。

その意味はトイレの再生水の循環と別に手洗いの水の循環ルートをつくったということです。

 

このシステムは今回の実証での効果が実証されたことになりますが、

汎用化に向けた今後の改善点としては

 ・現地での仕上げを考慮し、現在かかっているコストを下げること

 ・システムと大きさのコンパクト化

が考えられます。

 

ただし、単体でのコストはまだまだ大きなものの今後の復興で下水のインフラを再建するよりは

小さなコミュニテイ単位での排水処理に使えば、大きなコストダウンが図れる見込みがあります。

 

それも踏まえ、今後の復興計画のご提案ができれば

と考えています。

 

 

Posted by 遠野未来 at 18:37 | ■設計・現場 | comments(0) | -

■朝型の仕事
●自分の事務所はオフィス街 神田・大手町地域です。通勤ラッシュは8時半から9時ですが、意外と朝7時頃出社されている方も多いです。
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 電話がかかってこない朝早く仕事をするのが有効だと、どのビジネス書にも書いています。

作家 村上春樹さんも朝型で、その創作の秘訣を「朝何者にも邪魔されず創作に没頭する」こと、と書かれていました。

焦点のある人生。その姿勢を見習いたいものです。

Posted by 遠野未来 at 09:14 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

■人は何で救われるか?
 ●ものすごくつらい思いをしたとき、人は何で救われるのでしょうか?
 絵画:ジョアン・ミロ

これは自分にとって究極の問いの一つです。そのために何ができるだろうか・・・?と

 つらく悲しいとき程、出口が見えないもの。

 自分がそんなとき、1枚の絵を見てものすごく心が軽くなった経験があります。

 それは、ある美術館で見たジョアン・ミロの1枚の絵。こどもの落書きのようでありながら、構成力と意思を感じる絵。・・・
 調べるとこの絵を描いたとき彼は40代。さらに、この絵よりもっと形や色使いが奔放な「星座」シリーズを描いたのは今の自分と同じ40代後半でした。その絵を描いたときは彼は、スペイン内戦や第2次世界大戦によって悲しみに暮れていたようです。
それだからこそ描けた絵なのかも知れません...

 悲しいとき、何で救われるか?は人それぞれでしょう。家族の愛情、小説、音楽、映画・・・
 その中で、自分にとってやはり、アートの力は大きいです。
生きること、生活、全てがアートそして天と地にとつながっているのでしょう・・・

Posted by 遠野未来 at 19:32 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

■知ってると得になる家づくりセミナー
●NPO 住まいの応援団とオープンネットによる共催の家づくりセミナーに参加しました。

 住宅エコポイント、長期優良住宅などの家づくりの税制優遇制度、欠陥住宅を避ける失敗しない住まいづくり、設計・監理による正しい家のつくりかた、オープンネットによる分離発注の紹介など・・・・・・・・を研修してきました。

 設計事務所の立場から見た現場の設計監理の重要性を強調。欠陥住宅の恐ろしい事例の紹介は、こんなことはあってはならない・・・と説得力があり、身がひきしまる思い。
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 複雑に絡み合う税制優遇制度。去年・今年・来年・・・と年毎に制度や金利が変わっているので、それを利用して家づくりをしようとお考えの方は、設計事務所にご相談ください。

Posted by 遠野未来 at 19:37 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

■省エネ基準と土壁
 ● EUの研究機関で「土壁」 が注目されている。
 日本のCO2排出量の何%が家庭部門?・・・約14%   その約50〜60%が暖房と給湯

・・・ということは、各住宅の省エネ性能が日本のCO2削減にも大きな影響を与えているということです。
 
 ドイツは2011年から暖房負荷が15KWh/㎡、熱損失係数Q値=0.7/㎡K
という超高断熱住宅「パッシブハウス」が義務化されますが、 国交省は住宅の省エネ基準に関し、2020年をめどに「次世代省エネ基準」の義務づけをするよう動いています。
 
 現在の日本の住宅の断熱に関し「次世代省エネ基準」は現段階では目標値であり、数としては1〜2割にとどまっているようです。ただし、それを満たしたとしてもヨーロッパの基準にも遥かに及ばない基準です。

 それに関し様々な意見がありますが、そのコメントを集めた「新建ハウジング2010.5.10号」で興味深かったのが、住宅の省エネに関し、EUの研究機関が注目しているのが 「土壁」 との記事。

 ヨーロッパでは日本と逆に高気密高断熱が進み、ろうそく1本でも暖房できるくらいに熱損失を押さえているが、それが逆に「オーバーヒート」として、日差しがあるときに室内が暑くなりすぎる。

 土壁の「熱を吸収して部屋の温度を安定させる」機能に、注目し研究が進んでいるとのこと。

 さて一方日本では、断熱材がない伝統的な土壁だけでは冬寒いのは皆さんご存知の通り。
 土壁と断熱材をどう組み合わせるか?・・地域や設計者・職人さんによって意見が分かれるところ。 
 私は土壁の外側に空気層や通気層をとり、樹皮系の自然素材の断熱材を入れたりするのは自分では土壁の呼吸を妨げることにはならず、断熱性を上げるのと土壁は共存すべきだと考えています。

 ただし、土壁と断熱材を組み合わせるは邪道、冬は寒いのが当然で、建物の中で1枚厚着すればよい・・・という方もいます。地域にもよるでしょう。

 私は「次世代省エネ基準」義務化以前に、その住宅でどこまでの断熱をめざすか?
お施主さんとコストと見合わせて、じっくり話し合う必要があると思います。
 
 皆さんは、ご自分のお住まいでどのような省エネをお求めでしょうか?

Posted by 遠野未来 at 19:23 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

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