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■版築ライブラリー施工 型枠 / Rammed earth Library Project construction Framework

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●施工がスタートし、順調に現場が進んでいます。

 

ます型枠のご紹介です。

 

版築は横揺れと引張に対する耐力がないので竹を300ミリピッチで建て、

横にもつなぐという、アジア的なやり方をしています。

Posted by 遠野未来 at 07:37 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | -

■地球に降り立つ Down to Earth Bruno Latour / これからの「土」の時代の指針として

●  21世紀は「土」の時代。 

 

 住まいや食、人間・生物・微生物・大気・・・あらゆる分野において、国境を超えて「土」がこれからの時代の鍵だと思います。

 

「土」は物質的な土だけではなく、地球(Earth)、土地、領土様々な意味合いでも使われますが、現代哲学の最重要人物の一人であるフランスの哲学者・人類学者ブルーノ・ラトゥールの「地球に降り立つ」(Down to Earth)は「政治的」や「哲学的」な意味での「土」について書かれ、これからの時代に生きるあらゆる人たちの指針となる本です。

 

 「権利のうちもっとも基本的なもの、それは安全で保護されているという感覚が持てることである。」「境界と被覆と保護をどうしたら再び織り合わせることができるのか。」

 

という問いに対し、

 

 現代社会を「新気候体制」と名付け、「グローバルVSローカル」という2つのアトラクターに対し、第3の大地、大地に根ざすあらゆる地上の存在とその総体としての地球という意味で第三の「テレストリアル」という概念を唱えています。

「テレストリアル」は人間・自然 すべてを含み、自分が一つの「テレストリアル」として「依存」する居住場所を見つけ、

それを「他のテレストリアルと共有すること」が重要で、近代化によって矛盾と決めた受けられた2つの補完的活動(グローバルとローカル)を同時に行い、土壌(Soil)と世界(World)両方同時に愛着を持つことが「守られている」という感覚を養うことにつながる。といいます。

 

====

「テレストリアル」という言葉自体は自分ではまだ腑に落ちていませんが、「グローバル」と「ローカル」そのどちらかではなく、その第3の視点からこれからの社会を考えると冷静になることができ、見えてくることが色々ありそうです。

 そしてラトゥールさんとしては、それは「宇宙から俯瞰する」ということではなく「地上に降り立って」大地から考える視点ということで、やはり

 

 これからの時代「大地」「土」が社会全体の思考の基盤になる。

 

というのは哲学的・人類学的にも共通しているようです。

 

・・・ 「そのような大地に根ざす安心できる「被覆」をつくることができるか?」

 

がこれからの「建築」に求められています。

 

そして、「それを実際の「土」を使ってどこまでできるか?」

 

・・・それに土の建築を志す我々が応えていく必要があります。

 

 

PS この本に書かれていたのですが、

 

「人間」(human)の語源のひとつは「腐植土」(humus)ということです。なんと深いことば・・・。

 

#Bruno Latour 、#テレストリアル、#土、#土壌(Soil)、#腐植土

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未来をつくる土の建築/ eartharchitect

遠野未来建築事務所   遠野未来

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Posted by 遠野未来 at 10:21 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | -

 ■土壁と「肌理」(きめ) / Earth Wall and texture of the surface

 ■土壁と「肌理」(きめ) / Earth Wall and texture of the surface

 

 世界は「粒子」から出来た「肌理」(きめ)で出来ていて、その「肌理」がつながって世界ができている。「肌理」同志はつながっていて「入れ子」になっている。

J.J.ギブソンが唱えた生態心理学はそう考えます。

 

 

そう考えると「自然」と「人」と「物」もつながっています。

そして、生態心理学者の佐々木正人さんがいわれるように

 

その「肌理」でできた「表面」をレイアウトした「囲い」が「建築」

 

と考えるなら、「土」という素材はまさしくそれを体現していると思います。

 

人に安心感を与えるのは、「囲い」と「肌理」ではないでしょうか。・・・・

このように皮膚のような「表面」がやわらかに人を包むことから建築を考えたいと思っています。

 

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 ご紹介するのは、土壁の肌理が入れ子になっている様子の例です。

 

 遠くから見るとあまり凹凸がないように見える土壁の表面を適材適所でどう仕上げるか・・・。

 

 とても重要ですが、この「Shell House/もりのいえ」の例の中塗土の仕上げのように居室では、一見平滑に見えながら近づくと「ざらり」とした「粒子」の肌理が見えることで、人に肌のような柔らかさを感じさせ安心感を与えています。 

 

 拡大すると,骨材の砂やワラが浮き出ていて荒く、壁が人間の肌のようで呼吸していることが想像されると思います。

 

そこに自然光が差し込むと、谷崎潤一郎のいう「陰翳礼讃」の世界が生まれます。

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#土壁、#肌理、#生態心理学、#Earth Wall,#Texture

 

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Posted by 遠野未来 at 08:57 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | -

■カラマツ型枠の版築照明スタンド/ Rammed Earth Light Stand  with Japanese Larch Formwork

●インターンとして約3週間、事務所を手伝ってくれた武蔵野大学の吉岡涼さんがその成果品として

版築の照明スタンドをつくってくれました。

 

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 軽井沢の事務所に泊まり込みで朝から晩まで土のことを積極的に勉強し、

形にしてくれたことをうれしく思います。

 

 この版築は中にパイプが仕組まれスタンド照明となるよう想定しています。

その一面に水の流れのような跡がついていました。

よく見ると,それは型枠に使ったカラマツの木目が転写されたもの。・・・・

 

 

 その場の素材と時間が作品にも埋め込まれていくように感じました。

 

 

乾いてどのような仕上がりになるか、またご紹介させていただきます。

 

#版築、#照明、#カラマツ、#Japanese larch、#Rammed earth、

#版築照明、#Rammed earth stand light

 

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Posted by 遠野未来 at 16:35 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■朝日地球会議「地球の限界」:これからの10年の重要性 / Planetary boundary and important forthcoming10years

 

● 昨日10/15東京で行われた朝日地球会議 地球環境問題研究の第一人者ヨハン・ロックストロームさんの講演「プラネタリー・バウンダリーと地球の将来」に参加しました。

地球環境問題を科学的データで示しながら明晰にこれからの我々の生き方をアピールするヨハンさんの説得力に感銘を受けました。

 

 早速今日の朝日新聞にもその様子が掲載されていました。

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■CO2排出量削減とこの10年の重要性

 

CO2排出量が減っていない状況に対する対策として

 炭素税を設けるとともに

 

 「化石燃料使用の「最終日」を決めるべきだ」 

 

 といわれていました。

 

このままの状況が続けば現在の中学生がまだ生きているであろう2095年には

 

地球の気温が2.9〜4℃以上、水面が1〜2m上昇する可能性が大きい。

 

それは地球がこの300万年経験したことのない「灼熱の地球」であり、そうならないために

 

 

「この10年」どう対処するか

 

 がいかに大切かを力説されていました。

そして世界の中でも経済大国である「日本とドイツ」が大きな役割を果たすべきだと。

 

■ そのために必要なこと

 

1 ビジネス・市民・行政・研究者などあらゆる立場の人たちが

 

指導者として強い「リーダーシップ」を持って 活動すること。

 

2 それを犠牲ではなく「成功の物語」として実現すること。

 

を挙げられていました。

 

成功の物語によって持続可能性は「カッコいい」という価値観を社会に根付かせていくことだと。

 

■ 建築の役割

 

 会場の中〜大学生の若い人たちからの英語による真剣な質問にも感銘を受けました。

その中のひとつに

「地球温暖化のために熱中症対策としてエアコンを使うことが更にCO2排出を生んでいる

悪循環をどうすればいいか?」

 

というものがありました。

 

 その答えの一つとして、「エアコンを使わなくても快適な建築をつくる」ことの重要性

を挙げられ、環境問題の中で「建築」の果たす役割の大きさを再認識しました。

 

■「土の建築」の可能性

 

・・・そう考えると自分としては製造エネルギーもCO2排出量も少ない「土の建築」

こそが21世紀あるべき姿 という思いを改めて強くしました。

 

 それをアピールできる活動を今後も続けていきたいと思います。

 

 もちろん「建築」だけでなく、我々のライフスタイル全般特に「農」と「食」のありかたを変える必要性があることも強調されており、今後の自分の活動に大きな後押しをしてくれる会になりました。

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 ロックストロームさんの著作は「小さな地球と大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発」というタイトルで丸善出版から出ています。世界各地の美しい写真とともにこれからの一人ひとりの生活を考えるきっかけになればと思います。

 

 皆様、ぜひどうぞ。

 

#地球の限界、#Planetary boundary、#土の建築、#earth architecture

 

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Posted by 遠野未来 at 20:54 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

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