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● みらいのいえ 2010
神奈川県三浦市・三浦海岸沿い、海の見える山の中腹に立つ環境共生住宅。
約600坪の敷地の中,庭・果樹園・ビオトープ池などと共に,庭の先端に海を臨むように住まいが配置されている。
日本の伝統建築の知恵(木組みと土壁、深い軒、土間、北側の高窓による通風・・・)を生かしながら、現代の環境共生建築の考え(内部に蓄熱体としてのRの土壁、パーゴラと屋根の緑化など)も考慮し、21世紀の「みらいのいえ」 をめざしている。
施工には伝統的構法を熟知した大工とともに、インターネットと口コミの一般公募よるワークショップで工事が行われ、延べ200名が参加。 「木と土の家づくり」のコミュニティが出来、現代の伝統的構法の家の情報共有、発信の場となっている。
■ Concept
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・1 文化としての家・・・・・・コミュニティ・ビルド
ワークショップで200人以上が参加。家づくりのネットワークを形成。
・2 近隣の木の使用・・・・・・・天竜の木、現場の土。古材梁の再利用。
・3 伝統的木造技術と関連技術・・・・・・ 木組み・・軸組、渡り腮、貫
土壁・・・木摺の土壁、版築、土間
・4 現代に調和したデザイン・・・・・ 内部の曲面の土壁。
切妻+高窓、草屋根の屋上庭園。
・5 室内環境への配慮・・・・・ 高窓の高低差換気→ エアコンなしの暮らし。
曲面の壁や段差 → 生活の変化
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■仕様
・使用木材・・・近隣国産材の使用。 静岡県天竜区 ・・・柱:ヒノキ・梁:杉、
床:1F ヒノキt15・2F杉t30
・構造・・・・・・・許容応力度計算による基準法上の1.5倍以上の壁倍率
・断熱・・・・・・・自然・再生系断熱材の使用 PET再生断熱材・杉皮断熱材
・土・・・・・・・・ 内部に曲面の土壁と版築の蓄熱壁。草屋根に現場の土を使用
・サッシュ・・・・全て国産・地杉による木製サッシュ
・環境共生・・・草屋根、しっくいの内壁、Rの蓄熱土壁、古材梁再生利用
・エアコンを使用しない・・・ 南北・上下通風により通風の確保、北側の植栽、しっくいの調湿性
・合板・集成材・ビニールクロスを使用しない・・・
合板は内部には一切使わず、外部の防水下地としての使用のみ。
■ DATA ・建築面積: 121.39 M2(36.7坪)・床面積:142.63 M2 (43.1坪) ・構造: 木造軸組構法 2階建 ・設計 遠野未来建築事務所 遠野未来 ・施工 株式会社 楽居 ・主な仕上げ:外壁:ラスモル下地現場土入り左官仕上げ t7、内壁:木組表し、しっくい仕上げ 床:1F ヒノキt15、2F 杉 t30、 屋根:現場土による草屋根 ・工期:2009年5月 〜2010年12月
1F 平面図
2F 平面図
断面図
リビング見上げ
草屋根と海を臨む
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■DATA 左官遊具 そらまめ
・主用途:遊具・道具小屋 面積:9.9㎡ ・造:鉄筋ラスモル下地 生石灰クリーム仕上げ ・発注者:S学園幼稚園、・設計:遠野未来建築事務所 遠野未来、・施工:巧左官工芸 ・工期2010.4〜6
Posted by 遠野未来 at 08:07 | ●作品集WORKS● | comments(0) | trackbacks(0)
横浜市にあるビル1階を全面改装し、新規オープンした横浜市認定保育園。
多角形の50坪の躯体は梁下が低く角が多いため、空間をやわらげるよう柱・梁・壁を曲面にして大きなワンルームの保育室とし、0才児を玄関横の独立した保育室とした。
曲面を描く壁・天井は全てしっくい仕上げで、床はサワラのムク材、イス・テーブルは全てヒノキ、と全て自然素材で囲まれたやわらかな「こどものいえ」となっている。 S字を描く丸太のシンボルツリーと木のすべり台により、部屋中でも遊べる仕掛けがしてある。
平面図
Posted by 遠野未来 at 00:06 | ●作品集WORKS● | comments(0) | trackbacks(0)