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■アートと無意識 エゴン・シーレ /Art and unconsciousness

●先日、東京都美術館で見たエゴン・シーレの作品に背筋が寒くなるほどの衝撃を受けました。

 

そこには彼が自分の内面を掘り下げる過程での

「痛みやかなしみ、そして喜びや救い」が表現されていました。

 

彼は自分がこれまで知らなかった風景画,木や植物も描いていました。

 

「木や花の身体的動きは人間の身体と同様の動きであり、植物の歓喜や苦悩に似たゆさぶりを

想起させる。」

 

という意味の言葉が掲げられていましたが、

 

「植物や動物と人間には境がない。」と考えている自分にとっても、

木や植物をそのように見ることはなかなかなく、とても重い言葉でした。

 

彼が描く、全てを削ぎ落とした人間の肉体も同じく画面から「生の歓喜や苦悩」を

感じさせました。

 

100年後の今見てもこれだけ人に衝撃を与える絵を100年前の人はどのような思いで

見たのでしょう。

 

 アートは人々と社会に目を開かせる力がある。

 

と、改めて感じます。

 

無限に秘めた人間の力。

人が支配できない人間の無意識の中にはどのような力が宿っているのでしょう。

 

そこには人を動かす力があり、科学では説明しきれない神話があるのだと

思います。

 

自分も 人間の根源的な場所からものづくりをしたい

 

そう思います。

 

===

 

写真:エゴン・シーレ展チラシ ほうづきの実のある自画像1912

 

   遠野未来:JINEN Project drawing 2021

 

 

 

Posted by 遠野未来 at 13:42 | ■アート・コミュニティ・まちづくり | comments(0) | -

■東北文化研究センター 東北から未来の文化を /  Toward new culture  from TOHOKU : Last nature and mother earth in Japan

●ご縁をいただいて、一昨日 東北芸術工科大学に伺わせていただきました。

 

そこに掲げてある東北芸術工科大学と

東北文化研究センター設立の理念に

 

 「東北人として」

 

大いに感銘を受けましたので、共有させていただきます。

 

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 「この東北こそ日本に残された最後の自然ー母なる大地ーである。」

 

 

 

 

 東北文化研究センターは現在活動休止中とのことですが、

 その志を引き継ぎ、

縄文文化が根強く残る東北から

新たな時代の文化が生まれることを願い、

少しでもそのお力になることができれば

うれしいです。

Posted by 遠野未来 at 20:39 | ■アート・コミュニティ・まちづくり | comments(0) | -

■12/13映画「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達の夢」公開/ Ideal palace : cheval-movie will release in Japan 12/13

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●郵便配達夫シュヴァルが33年の年月をかけ一人でつくりあげた究極の建築ともいえる「理想宮」。

フランスで大ヒットしたその映画が日本で来月公開になります。

 

 

 フランス・リヨン郊外にあるその建築を自分が実際今年6月に訪れた直後、ニルス・タヴェルニエ監督が来日され、ご縁があってインタビューをさせていただきました。

その様子がインテリア雑誌「コンフォルト」2019December No.171に掲載されています。

 

 シュヴァルの制作や家族に対する思いはもちろんですが、ニルス監督のものづくりに対する真摯な様子に心を打たれました。

 

 自分にとっての夢や家族とは?・・・

 

 建築やアート、ものづくりに関わる方はもちろん、どなたがご覧になっても心に響く素晴らしい内容に仕上がっています。

 

 インタビューともども、ぜひ映画をご覧いただければありがたいです。

どうぞよろしくお願いします。

 

#理想宮、#シュヴァル、#ある郵便配達の夢、# cheval-movie

 

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未来をつくる土の建築/ Eartharchitect

遠野未来建築事務所   遠野未来

Tono Mirai architects        Tono Mirai

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Posted by 遠野未来 at 14:14 | ■アート・コミュニティ・まちづくり | comments(0) | trackbacks(0)

■軽井沢西地区藪刈りに参加/ Karuizawa  brushwood cutting

●昨日、軽井沢西地区の国有林藪刈に初参加しました。

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 これは長野県軽井沢西地区で2007年から13年間続いている市民活動で、小学校の通学路近くのクマ目撃情報のある森林を整備し地域の安全を確保しようとするもの。

 

成城大学の打越先生が中心となってはじまり、現在では大学・地域住民・国有林整備協会の三者が一体で現在は100名を超える参加者があり、昨日も大賑わいでした。

この活動は2018年度には林野庁長官賞をいただくなど、数々の賞も受賞し、この活動を機に軽井沢に住むことになった方もおられるようです。

 

 東京を始め遠方から参加された方も多く、昨日もみんなで力を合わせ木を切り、残材を動かし6〜8mの道をつくる作業に大きな達成感がありました。

 その中でも特に学生さんの若い力と林業に関わる方のカッコよさが印象的で、大きな力をいただきました。

 

 

 大学・地域住民・国有林整備協会その3つの方々をまとめ、実現するのは毎年1年がかりの準備ということで、事務局のみなさま大変お疲れさまでした。

 

 来年からは体制も変わり、もっと地域の親子も参加できるよう「学びと交流の場」へ広げていくとのこと。

 

 自分としても「森とこども」の場作りのお手伝いができるよう、今後もぜひお力にならせていただければ

と思っています。

 

#藪刈り、#軽井沢西地区藪刈り

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Posted by 遠野未来 at 07:25 | ■アート・コミュニティ・まちづくり | comments(0) | trackbacks(0)

■19.08.03 長野での2つのイベントに参加。 みなみあいき サマークラフト と ごちゃまぜカフェ

 

● 昨日、長野の南相木村で行われた「みなみあいき サマークラフト2019」と千曲市の「ごちゃまぜカフェ」のイベントに参加させていただきました。

 どちらも参加・運営している方々がとても温かく人が「生きている」ことを実感させる心温まる場でした。

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●みなみあいき サマークラフト2019

 

 

 現在、長野県南佐久の森林組合を窓口に長野の「カラマツ」を使った「カラマツコンテナ」の設計をさせていただいています。

 

 こちらはその木工事をお願い予定の南相木村の二代目 桐原建設の桐原 満さんが主催するイベント。 人口約1000人の桐原さんが何の補助金にも頼ることなく5年前に始められた活動とのことで、今回は規模も拡大し会場も公民館を借りたくさんの方が訪れていました。

 子どもたちや若いご家族の方で賑わい、小さな村からでも「人と人のつながり」をつくり、発信できることを実感しました。

 

 写真は私が桐原さんご指導の元つくらせていただいたオール・カラマツの「バードコール」です。

蜜蝋ワックスで仕上げたものです。断面による色の違いや節の様子で豊かな表情になりました。

 

 現在計画中の「カラマツコンテナ」も計画がまとまり次第ご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

●ごちゃまぜカフェ

 

 3年前、軽井沢に来たての頃、地域で活動する方を紹介する「スマイル・ルーシー!」で有名なラジオ番組で紹介され「一度行ってみたい・・・」と思っていた千曲市のコミュニケーションスペースで、ようやく伺うことが出来ました。

 

 番組で紹介されていた通り地域のお母さん・お子さん・ひきこもりや障がいを持つ方・・・などが自由に訪れ・交流する事ができ、明るくオープンな雰囲気がとても良かったです。カフェとしても十分でスイーツや料理も美味しかったです。

 

 何よりこの場を運営しているNPO Happy Spot Club 代表の高山さや佳さんのパワーと熱意に心を動かされました。こちらも何の補助金も受けず活動されているとことで、「地域や社会に必要とされている」その思いを胸に続けられているとのこと。

 

 この日は「リストカット」や「自殺未遂」を繰り返している若い女性の話を聞き、みんなで語り合うという会があり、そちらも参加させていただきました。

 

 非常に重く、皆さん涙なしには語れない衝撃的な話の数々でしたが、高山さんの明るい場の切り回しで会場全体が暗くならず、前向きになることが出来ました。

高山さんが「だいじょうぶ。なおらないから。」とあえて明るくいうように、我々は誰でも自分とそうやって向き合っていくしかないのだと思います。その上で

 

 「いろいろな人がいることを受け入れること。」

 「それを受け入れる場があること。」

 

 これが一番大切だと改めて感じました。

こちらもぜひそのようなお力になることができればと思っています。

 

 以上、「人の思いが人を動かす」かけがえのない夏の一日になりました。

 

 これからいよいよ暑い夏真っ盛りですが、皆様ぜひお身体にお気をつけお過ごしください。

 

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Posted by 遠野未来 at 11:17 | ■アート・コミュニティ・まちづくり | comments(0) | trackbacks(0)

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