● 昨日、長野の南相木村で行われた「みなみあいき サマークラフト2019」と千曲市の「ごちゃまぜカフェ」のイベントに参加させていただきました。
どちらも参加・運営している方々がとても温かく人が「生きている」ことを実感させる心温まる場でした。
●みなみあいき サマークラフト2019
現在、長野県南佐久の森林組合を窓口に長野の「カラマツ」を使った「カラマツコンテナ」の設計をさせていただいています。
こちらはその木工事をお願い予定の南相木村の二代目 桐原建設の桐原 満さんが主催するイベント。 人口約1000人の桐原さんが何の補助金にも頼ることなく5年前に始められた活動とのことで、今回は規模も拡大し会場も公民館を借りたくさんの方が訪れていました。
子どもたちや若いご家族の方で賑わい、小さな村からでも「人と人のつながり」をつくり、発信できることを実感しました。
写真は私が桐原さんご指導の元つくらせていただいたオール・カラマツの「バードコール」です。
蜜蝋ワックスで仕上げたものです。断面による色の違いや節の様子で豊かな表情になりました。
現在計画中の「カラマツコンテナ」も計画がまとまり次第ご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
●ごちゃまぜカフェ
3年前、軽井沢に来たての頃、地域で活動する方を紹介する「スマイル・ルーシー!」で有名なラジオ番組で紹介され「一度行ってみたい・・・」と思っていた千曲市のコミュニケーションスペースで、ようやく伺うことが出来ました。
番組で紹介されていた通り地域のお母さん・お子さん・ひきこもりや障がいを持つ方・・・などが自由に訪れ・交流する事ができ、明るくオープンな雰囲気がとても良かったです。カフェとしても十分でスイーツや料理も美味しかったです。
何よりこの場を運営しているNPO Happy Spot Club 代表の高山さや佳さんのパワーと熱意に心を動かされました。こちらも何の補助金も受けず活動されているとことで、「地域や社会に必要とされている」その思いを胸に続けられているとのこと。
この日は「リストカット」や「自殺未遂」を繰り返している若い女性の話を聞き、みんなで語り合うという会があり、そちらも参加させていただきました。
非常に重く、皆さん涙なしには語れない衝撃的な話の数々でしたが、高山さんの明るい場の切り回しで会場全体が暗くならず、前向きになることが出来ました。
高山さんが「だいじょうぶ。なおらないから。」とあえて明るくいうように、我々は誰でも自分とそうやって向き合っていくしかないのだと思います。その上で
「いろいろな人がいることを受け入れること。」
「それを受け入れる場があること。」
これが一番大切だと改めて感じました。
こちらもぜひそのようなお力になることができればと思っています。
以上、「人の思いが人を動かす」かけがえのない夏の一日になりました。
これからいよいよ暑い夏真っ盛りですが、皆様ぜひお身体にお気をつけお過ごしください。
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未来をつくる土の建築/ Eartharchitect
遠野未来建築事務所 遠野未来
Tono Mirai architects Tono Mirai
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