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■ 事務所がある軽井沢追分という場所と水路 /The waterway where the office is located

●軽井沢町追分にある当事務所近くの景色と水路です。

 

これを見ると水はまっすぐでではなく、渦を巻き、波打ちながら流れるのがわかると思います。

 

軽井沢は「屋根のない病院」とも言われていますが、ここ追分の通称文化村もほとんどが木に囲まれています。

 

軽井沢の中でもここ追分は標高約1000mで湿度があまり高くなく

長い冬は厳しいですが、今から秋にかけて、とても過ごしやすいところで

特に初夏のこの時期は最高です。

 

自然の中での人間の暮らしと建築のあり方を考えるにはとてもいい場所で、樹木、植物、水、鳥、虫、動物・・・など日々新たな発見があります。

 

土と木を使った「生命体としての建築」というコンセプトも

この7年軽井沢で暮らすようになって、かなり深まりました。

 

Posted by 遠野未来 at 09:45 | ■その他 | comments(0) | -

■ せかいのおきく 循環する世界へ / Jpanese movie Sekai no okiku toward the circular world

 

●本年度No1の呼ひ声も高い日本映画「せかいのおきく」を見てきました。

 

エシカルやSDGSがテーマのラジオでプロデユーサーの方が出られていて

「循環が社会に広まらないのは伝え方が悪いのでは?」

という問題意識もあり、映画という表現で伝えたいという思いがあったそうです。

 

「江戸時代は排泄物も含め循環型社会だった」とはよくいわれますが、

それを扱う若者二人と元武家の娘さんのものがたり。

 

モノクロの画面に各章一瞬だけのカラーの色の鮮やかさ。

ご覧になった方はおそらく自然に涙が流れ、そして主演の3人の若者に惚れてしまうと思います。

すばらしい映画でした。

 

現在の映画のセットや道具はいまの建築と同じで、ほとんど使い捨てだそうですが、

この映画の背景や小道具、衣装などもすべて古いものの再利用やリサイクル品でつくられ、

つくられたものも今後も再利用する予定とのこと。

 

やればできると納得です。

 

この映画もきっかけに、自分も含め

一人ひとりがもう一歩踏み出すことを始められればと思います。

Posted by 遠野未来 at 09:51 | ■その他 | comments(0) | -

■坂本龍一さん 人間と音と生命の根源へ/ Ryuichi Sakamoto Toward to the root

 

● 音楽家の坂本龍一さんが3/28に亡くなられて3週間ほど経ちましたが、

自分は未だに大きな悲しみと喪失感に包まれています。

 

この40年、日本を代表する音楽家としてはもちろん、著作や様々な活動による環境や震災復興の支援や提言など

折に触れて立ち返る坂本さんの音楽や発言は自分にとっても生きる上で大きな指針となっていました。

 

著作にもなっている哲学者、思想家、学者の方々への問いかけと

哲学を始めあらゆる分野への造詣と博識は自分にとって非常に大きな存在でした。

心から哀悼の意を表します。

 

亡くなられる2月前には遺作となったアルバム「12」をリリース。

1月前には神宮外苑の再開発の再考を促す手紙を東京都の小池知事他に出され、

2日前にはご自身が音楽監督をされていた3.11の震災を機に結成された東北ユースオーケストラの

公演を聞き入り、メッセージを送るなど、最後まで命を燃やしきる生き方をされたことにも

心を動かされました。

 

自分にとってあまりにも大きいこの喪失感はどこからくるのだろう? 

 

自分なりに思い当たったのは

アメリカの神話学者ジョゼフ・キャンベルの著作「神話の力」にでてくる

「英雄とは、自分よりも大きな何者かに自分を捧げた人間」

 

という言葉でした。

 

そう、坂本さんはまさしく「英雄」だったと思います。

 

■ 美しさと根源への問い

 

 一度聞いたら忘れられない彼の音楽がなぜ美しいのか?

 

それは彼の資質と天才性にあるのは間違いありませんが、

私は彼の音楽と芸術に対する真摯な姿勢にあったのではと思います。

 

「音楽、生命、人間、音、環境・・・」それらの根源に立ち返り、そこから自分で感じた

ことを表現する姿勢を一生貫いたからだと思います。

 

 

遺作となった「12」に対し美術家のリー・ウーファンさんは

「言葉や意味から離れ、音そのものの物質性や、音がどう生まれるかを高度に追求する人だった。

情報が氾濫する現代文明に抵抗を感じ、宇宙や生命の強さとつながろうとしていた。」

 

とのべていますが、音の根源に立ち還り、生命とつながろうとした点、

そして最後の最後まで自分の表現をアップデートし、可能性を追求する姿勢に

自分もそうありたいと、芸術やものをつくる人間として大きく共感します。

 

戦術の「神話の力」の中に「人間はだれでも英雄である」 という言葉がでてきます。

 

「大きなものに自分を捧げる力」を一人ひとりがみな持っている。

 

一人ひとりが持って生まれたその力を自分なりのやり方で生かすこと。

坂本さんもそれを願っているはずです。

 

その思いを胸にみなさんとともに、これからも生きていければと思っています。

Posted by 遠野未来 at 07:38 | ■その他 | comments(0) | -

■木々のシグナル 紅葉/ Autumn leaves in Karuizawa

● 今年は暖かかったせいか紅葉の時期が10月末と遅くなりましたが、

軽井沢のこの一帯も昨日、木々が申し合わせたように一気に色が変わり驚きとともに感動しました。

 

 

よく木々はシグナルを送ってお互い会話している と言われます。

 

そうでもない限り、この周囲が同時に色づくのはむりでは・・・と思わせるできごとでした。

 

これからも、日々の自然の変化を愛おしみながら、暮らしていきたいです。

 

Posted by 遠野未来 at 14:34 | ■その他 | comments(0) | -

■軽井沢ブランド 運営委員に/ Karuizawa Brand Products

●「軽井沢」と聞いて何が思い浮かぶでしょうか?

いろいろあると思いますが、ある意味軽井沢自体が日本を代表するリゾート地として一つのブランドです。

 

 では「軽井沢ブランド」とは?

 

 軽井沢町商工会が認定した軽井沢でつくられている食品や製品で、現在食品を中心に16品目が認定されています。中には有名な「軽井沢彫」の工芸品も。

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 このたびご縁があり、それの認定を行っている軽井沢町商工会の地域資源活用運営委員として

活動させていただくことになりました。

 

 地場資源の活用は自分建築でのテーマですし、食などいろいろな方とご一緒し、連携できるいい機会になると思っています。

 

 今後インターネットを通じ私の方からも「軽井沢ブランド」品の発信をさせていただきますので、どうぞお願いします。

 

ゆくゆくは自分も地元の方と力を合わせ、「軽井沢産」の製品をつくってみたいと思っています。

 

▶ 軽井沢ブランド

 

 

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詳しくは

土とこどもの家をつくる設計事務所

遠野未来建築事務所 URL:   www.tonomirai.com

お問合せ e-mail:   nest@tonomirai.com  

遠野未来建築事務所   

Tono Mirai architects        Tono Mirai

〒389-0115

長野県北佐久郡軽井沢町大字追分961-27

TEL    0267-31-6264

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Posted by 遠野未来 at 14:16 | ■その他 | comments(0) | trackbacks(0)

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