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■ 未来通信 2015.0,3.30 露天風呂浴槽下塗り トンボそして仕上げへ

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● 雄勝の露天風呂ですが、浴室の床に石を貼り、腰壁と浴槽は左官でモルタル洗い出しへ最終決定し、今週は浴槽・腰壁を仕上げます。

 4月下旬のお披露目に向け、細かいところを含め最終仕上げを行います。

冬の間工事がなかなか進まず申し訳ありませんでしたが、最後に向け現場で一丸となってまとめていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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 写真は浴槽部分の下地づくりの様子です。今回、防水は現地の方が慣れているものということで塗膜系のパラテックス防水を使わせていただきました。

その上に防水に穴を開かないようにところどころトンボとよばれる引っ掛け金物を取付け、ラス網を貼り、モルタル下塗り、モルタル洗い出しという工程です。

 石の色味は白+薄茶系。落ち着きながら、明るい感じになればと思っています。どう仕上がるか、楽しみにしていてください。

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■ 遠野未来建築事務所 活動内容 2015.03.30-4.4

 ●雄勝露天風呂工事 

 前述のように浴槽仕上げ、細かい内容、取り合いの確認、現場作業のフォローに今週も伺ってきます。

 ●もりのいえPROJECT

 屋根の模型が終了し、細かい点を寸法が出せるよう計測し、図を作成します。

 キッチンや設備の取り合いも含め、見積もり図にまとめるよう再度お施主さんとお打ち合わせ。

 ●プランニング

 その他、2つほど工務店さんのプランニングのお手伝いを行っています。

計画が進みましたらご紹介させていただきます。

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 いよいよ4月に入りますが、今週もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Posted by 遠野未来 at 09:44 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

■2015.03.23 未来通信 オープンデスクの成果 3Dの屋根 
 ■オープンデスクで来てくれている滋賀県立大の石見春香さん。3週間よくがんばってくれて、いよいよ明日まで終了です。

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 これまでのオープンデスクの学生さんの中でも3週間、週6日やり通してくれた方ははじめてでした。こちらも、もしかするとこちらのほうが、教わることが多くあり、ものづくりの初心に戻ってとてもいい刺激になり、感謝しています。

 今回は今行っている「もりのいえ」の最終模型を中心にお願いしました。これまでの躯体模型から木組みも変わり、最後の仕上げのシルエットがわかるように。屋根が3次曲面になりますが最後改めて模型を計測して図面に落とそうと考えています。

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●遠野未来建築事務所 2015.023.23-28 今週の予定

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・もりのいえPROJECT 

 仕上げ模型を終了させ、最終見積用の図面をまとめます。

お施主さんともお打合せ。

・雄勝露天風呂

 雄勝石を貼る最終打ちあわせに現場に行く予定です。

・前橋工科大 土シェルター

 今年は左官の都倉達弥くんに来てもらって、学生たちと土に触れることの面白さを伝えてもらおうと思っています。今年は軽量藁土にも挑戦。企画進行中です。

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今週もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Posted by 遠野未来 at 09:41 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

■ 2015.03.09 未来通信  床下暖房エアコン /パッシブ換気の家
 ●新省エネ基準がスタートし、これからの住まいのあり方の見直しが行われていますが、東京など比較的温暖な地域で広まりそうなのが 

 床下暖房エアコン。

昨日、そのシステムで建てられたセルロース断熱メーカーのマツナガさんの住宅の見学会にいって来ました。 写真棚下の右下がエアコン。室内ではなく、床下に暖気が行くよう吹き出し口に木のふたをしてあります。

 住宅の気密性、断熱性があることを大前提に、基礎断熱された床下にエアコンの暖気を送り、それが1・2階の床のスリットから吹き出す暖房。その空気の動きが1階の北側の冷気の給気と連動し、機械を使わないパッシブ換気になっているというもの。NPO法人パッシブシステム研究会が開発されたものです。

 ダクトや機械が不要 ということで、土壁の蓄熱性と併用できるやり方があるか考えながら興味深く見させていただきました。

 床下暖房エアコンはいろいろな方が試みられており、私も今後の活用の可能性として様子を見守りたいと思います。

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■ 遠野未来建築事務所 活動予定 2015.03.09-14 活動予定

●オープンデスク・スタート 3/3〜

・先週から滋賀県立大の学生さんがオープンデスクで3週間、事務所の活動に参加してくださっています。現在3回生の石見春香さん。大学の研究室で草屋根の家を計画中で、それがきっかけで当事務所を知って、実際の仕事が見たいと応募してくださいました。


 環境意識が高く、土の家に興味があるとのことで、若い世代にこういう人たちが現れてきていることはとても心強いです。3週間の成果を折にふれてご紹介させていただきます。

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●もりのいえPROJECT ・・・3/10 材木を見に長野へ

今週使う丸太や製材を見に長野県根羽村に行ってきます。建て方は9月の予定。工期を考えると完全な自然乾燥は難しいのですが、完全に機械乾燥ではなく自然乾燥と併用する方向で材木屋さんと話してきます。

●雄勝露天風呂 ・・・石工事へ

 左官工事がほぼ終了して、残すは雄勝石による床と腰壁・浴槽の仕上げ。ただし雄勝石は浴槽で扱うのが難しいとのことで、近い風合いのタイルも含め検討中。

 今週方針を出し来週に工事スタート予定です。

●他 いくつか案件を計画中です。

●土壁の会・・・3/14 第1回キックオフ・ミーティング

 新省エネ基準、震災をきっかけに、土の家の構法を残したり、美観だけでなく蓄熱、調湿性のある現代の省エネの家として考えることを社会的に発信していこうというネットワークをつくりたいと思っていましたが、まずその第一歩として東京で土壁を実践する設計者の皆さんが集まり第1回の意見交換会を行います。

 最終的には出版物などの成果に残すことを目指し、広がりのある活動にしていこうと思っています。今後折にふれて活動内容をご紹介して行きます。

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今週もどうぞよろしくお願い申し上げます。


Posted by 遠野未来 at 10:49 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

■バウビオロギー 巣としての建築
 ●先ほどのバウビオロギーについての補足です。

 バウビオロギーは建築生物学と訳されますが、持続可能性に「健康」という概念が入っておらず、そこが重要だということは、まさしくそこに

    「人間=生物 いきもの」

としての視点があるということでしょう。
 省エネの数値を満たすだけでない、 

  心地良い建築=「巣としての建築」


この視点をもって、家づくりを行いたいものです。

Posted by 遠野未来 at 20:51 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

■ 未来通信 2015.03.02  バウビオロギーと持続可能性

 以前この欄で、環境活動で著名なアウトドアグッズの会社「パタゴニア」の「あえて持続可能性という言葉を使わない」という姿勢をご紹介しましたが、今回は逆に新たに自らの組織に冠したというお話です。


 その組織は、私もその日本での活動に参加させて頂いている、ドイツに本拠を置く健康、省エネ、造形美の3つを柱に1970年代より欧米の環境負荷の少ない建築づくりの中心的な役割を果たしてきた「バウビオロギー」研究所。

これまでの正式名称は「バウビオロギー+エコロジー研究所」でしたがこれを2014年「バウビオロギー+サスティナビリティ研究所」に改めました。(略称はIBNで不変。)

これまでも持続可能性を念頭に活動してきたものの、今後名称を冠してまで更にその活動を強化すべきだという結論に至ったのこと。

■ 持続可能性に欠けているもの・・・「健康」


持続可能性の3つの柱と言われているのは


1エコロジカルな持続可能性

2 経済的な持続可能性

3 社会的な持続可能性


の3つですが、バウビオロギーは更にその3つに欠けている「健康」を考慮していることが大きな特徴です。


  健康かつ持続可能な住まい・・・


それはどのようなものか・・・お決まりの形があるわけではないので、バウビオロギーという概念は日本ではあまり広がっていませんが、代表のヴィンフリート・シュナイダーさんを中心に新たな拠点も完成し、今後さらなる展開がなされることでしょう。

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 ■3/10 バウビオロギー特別セミナーのお知らせ


 3/10(火)にドイツの建築家クリストフ・ビヨックさんをお招きし、「バウビオロギー+サスティナビリティ-健康な住まいから健康な街へ-」というタイトルで新宿のOZONEで特別講演が行われます。


ご興味ある方は、ぜひどうぞ 申し込みはこちらです。 

http://www.ozone.co.jp/event_seminar/seminar/seminar_c/detail/1833.html

日本バウビオロギー研究会website

https://sites.google.com/site/baubiologiejapan/

(■写真:日本バウビオロギー研究会会報誌2015.01月号No.38&39)============

■ 遠野未来建築事務所 今週の活動予定 2015.03.02-03.07


・先週は雄勝と軽井沢の現場に久々に行きバタバタでしたが、現場が動く息吹を感じています。

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・雄勝露天風呂・・・土壁部分の中塗り仕上げとベンチがついに終了しました。

         今週写真でご紹介します。

・もりのいえPROJECT・・・地盤調査結果が出て、地盤改良なしでOKとのこと。

             今週から実施設計も木組みの細かい寸法出しに入り、

  来週長野に実際使う木を見に行きます。

・前橋工科大 土建築シェルター

 ・・・今週半年ぶりにいって今季のテーマを決めに打ち合わせ予定。

・オープンデスク

 ・・・滋賀から土の建築に興味がある学生さんがオープンデスクで仕事に参加予定。もりのいえの木組みの模型をつくってもらう予定ですが、実際どうなるか? 折に触れご紹介させていただきます。

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 以上、今週もどうぞよろしくお願いします。

Posted by 遠野未来 at 07:53 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

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