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■版築ライブラリー 版築と芽生え/Rammed Earth Wall and Sprout

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● 版築の周囲の土に草の芽が生えてきていました。

梅雨明けの頃にはもっと生えてくるのでしょう・・・・。

 

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#版築、#Rammed Earth, #東京建築残土、#残土再利用

 

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未来をつくる土の建築/ eartharchitect

遠野未来建築事務所   遠野未来

Tono Mirai architects        Tono Mirai

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Posted by 遠野未来 at 20:06 | ■九段版築ライブラリー | comments(0) | -

■版築Library 竣工写真撮影/ Rammed Earth Library Photo shooting

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●撥水剤の塗布を受け、東京の梅雨入り前ギリギリのタイミングで

昨日、竣工写真の撮影をさせていただきました。

 

 撮影は先日のカラマツコンテナに引き続き、

いつもお願いしている建築写真家の野口毅(takeshi noguchi)さんです。

 

 撥水剤塗布後の風合いは、聞いていた通り濡れ色にもならず全く変わりませんでした。

 

 写真は今回のライブラリーの軸線として正面を向けた日本庭園の「つくばい」方向から見たアングルです。

 

 クライアントのNI-WAの皆様から「この日本庭園によくマッチしている。」というお言葉をいただきました。

根本的な設計の意図が伝えることができて、とてもよかったです。

 

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#版築、#Rammed Earth, #東京建築残土、#残土再利用

 

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Posted by 遠野未来 at 22:39 | ■九段版築ライブラリー | comments(0) | -

■九段版築ライブラリー 仕上げ 撥水剤/ Rammed Earth Library finish :Water repellent

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●脱型後2週間を経過して含水率が下がったところで、撥水剤を塗布して仕上げました。

 

 今回使った撥水剤は色々調べ、水性で石化制品ではなく、有害成分を含まないものを使用しました。一般的に手に入るものでは一番人体に外がなく「安全」だと思われた無色透明で、ナノ粒子の作用で撥水する製品です。

 塗ったあともほとんど濡れ色にならず、風合いも変わらずに8年以上効果を発揮するとのことです。

 

 今回のセメントを入れていない版築壁は表面が徐々に削れて時間とともに経編変化するのを想定していますが、どのように変化するのか様子を見たいと思います。

 

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Posted by 遠野未来 at 06:58 | ■九段版築ライブラリー | comments(0) | -

■ 版築Library 東京の土の壁5 場の力と工事残土を活用した建築の可能性 / Rammed earth Library genius loci and potential of recycled earth architecture

●ドローイング  場の力

 

 

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 この不思議なドローイングは「施工」用ではなく、自分にとって「その場に何をつくるか」

という「コンセプト」を示す非常に重要なもので、「場の力」を示しています。

 

 今回の敷地の日本庭園には現在は使われていない「井戸」がありますが、

最終的にその隣に「対をなすように」円形の壁をつくることになりました。

 

井戸は「現在使われていない」 といってもそこにもともと水脈があり、深く掘られていた場所。

 

 今回使った赤土は東京・野川の河川敷の土ですが、この土地を50cmも掘ると同じ土が現れ、

その土が何千年・何万年単位で流れて野川までたどり着いた可能性もあります。

 

 その意味で今回の版築の壁は 「その場の土が盛り上がったもの」  とも考えられます。

 

・・・・この図は「井戸」と「土の壁」が見えない地下でつながり、共鳴しているという図なのです。

 

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●地下と無意識、地域の土を使う可能性 東京の工事残土を再利用した建築

 

 

 

 

 「一つの空」といわれるように空がつながっているのは想像しやすいですが、

地球の上で実際、地面下でも物理的に世界はつながっています。

 

 もうひとつ私は、心理学でいわれる

 

 

「人間はひとりひとりは孤独だけれども、無意識の深いところではつながっている。」

 

 

という考えに共感し、その事によって救われる気がしています。

 

 

  今、建築で問われている

 

 

 

 「自然と敵対しない建築」は可能か?

 

 

 という問いへの重要な答えの一つが「その土地、その場といかに深くつながるか?」

だと思います。

 

 私はその方法の一つとして「その場、その地域の土を使う」ことが

とても有効だと考えています。

 

 粘性の面で「塗り壁」で使うことが困難な土でも配合を考え、

「版築」 にすることで、可能性が大きく広がります。

 

 

  建築に使える土がないと思われている東京で

 

 

「工事残土を再利用してつくる建築ができたら」

 

 

SDGS時代の環境負荷のない建築として、大きなアピールになるのではないでしょうか。

 

 

実際土の質は違うとはいえ、現在パリでは工事残土を使った

中層集合住宅による地区開発のプロジェクトが進んでいます。

 

それにも刺激を受け、「土の建築」の可能性を目指す私たちも

小さなところから一つひとつ事例をつくり、実践していきたいと思います。

 

もちろん、東京以外のどの地域、どんな規模のプロジェクトでも「土」を活かすことは可能です。

 

これからは、「高く大きなもの」を目指すのではなく、

 

「いかにその場を深く掘り、人や地球と深いところでつながることができるか」

 

が、重要になるのではないでしょうか。

 

ぜひ皆様ともご一緒させていただければと思いますので、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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#残土再利用、#東京の土、#東京建設残土、

#関東ローム、#版築、#Rammed Earth、#JINEN,#じねん、#自然

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Posted by 遠野未来 at 14:05 | ■九段版築ライブラリー | comments(0) | -

■ 版築Library 東京の土の壁4 ECC ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展へ向けて / Tokyo Recycled earth Toward ECC Venezia Biennale

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● プロジェクトの経緯

 

 このプロジェクトはこの後約2週間の乾燥期間を置き、撥水材を塗って最終仕上の予定です。

今後の展望のお話をしたいと思います。

 

このプロジェクトのきっかけは、今年予定されていた「ヴェネツィア・ビエンナーレ」にあります。

 

 ヴェネツィア・ビエンナーレは国際建築展と同時に行われる「もう一つ」のビエンナーレがあります。

それがNPO財団ECC(European Cultural Council) が主催し、世界150組の建築家が出展する建築展

’TIME SPACE EXISTENCE’です。

 国際展が国対抗の万博だとすると、こちらはECCのキュレーションにより、

文化財の建築を中心とした会場で世界の若手から大御所まで、

毎回150組以上の建築家がフラットに展示するレビューの場です。

 こちらも半年の会期で毎回60万人が来場する大きな展覧会です。

 

 ありがたいことに昨年当事務所にお声がけがあり、ご縁があってNI-WAさんと共に

出展させていただくことになりましたが、今年のコロナで来年に延期になり、

その前に第一弾として東京で実現したのが今回のプロジェクトです。

 

 

■土の建築 コンセプト JINEN  作為と無作為、構築と非構築

 

 

 そこで我々のチームが日本から海外に向け打ち出そうとしているのが「土の建築」による

 

 

’JINEN’

 

 

というコンセプトです。

 

日本には西洋から natureという言葉が入る前、

 

「おのずからしかる」(自ずから然る)=自然(じねん) 

 

という言葉があり、それは

「自然のなりゆきにまかせる。」「人為がないあるがままのあり方。」・・・など

日本人に根付いていて、人と自然の関係も「無作為」で一体であると考えられていました。

 

 近代ではそのような考えは、「自然へのよりかかり」であり否定的な意味で考えられてきましたが、

人間中心主義の成長の思想が地球の危機まで生んでしまった現在、もともと日本人が持っていた

自然の力への「直感的感応力」を再評価し、現代の美意識として日本から世界に発信できれば

というのがその思いです。

 

 ※ 自然(じねん)についての日本文化と近代建築についての議論の詳しくは

建築家・磯崎新さんの著作 「建築における「日本的なもの」 」をお読みいただければと思います。

 

●建築で土を使う意味

 

 私は建築で土を扱ってきて、

 

「自然に逆らうことはできない。」

 

 といつも感じます。

 

冬は土が氷って仕事ができませんし、手順を逆にしたり省いたりして簡略化できないところが大きくあります。

天候と季節に大きく左右され、それを受け入れ、自然に従うことがスタートになります。

 

しかし、だからこそ自然や時間と一体となったものができたときの 「よろこび」や「かけがえのなさ」

があります。

 

 また建築的を設計する上で私個人として、西洋建築の基本である「構築」という概念が自分の中で

ずっと「違和感」があり、それを超える「非構築」「直感」「無作為」・・・というコンセプトで建築をつくりたい

という思いがあります。

 その思いを表現できることが、「環境負荷の少なさ」「心地よい空気」とともに自分にとって「土」を使う

大きな理由のひとつです。

 

●ヴェネツィアへ向けて

 

 ヴェネツィアでは日本的空間として「中と外が一体となる空間」を土を使って展示したいと考えており、

今回の作品も我々が考えるJINENの空間の一つです。

 

 これから1年間かけてコンセプトを練りながら日本とイタリア、そして世界を結び、

土の建築の有効性をアピールする展示にしたいと考えています。

 

 現在、現代における土の建築は、国際的にヨーロッパ・アフリカ・北南米・中国・・・など他国

に押されていますが、ぜひ日本から世界への発信を目指したいと思っています。

 

 ぜひ、今後も進捗状況をご紹介させていただこうと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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Posted by 遠野未来 at 21:42 | ■九段版築ライブラリー | comments(0) | -

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