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■もりのいえ 木造大開口と引きボルト接合について
 ●現在計画している「もりのいえ」の構造計画については、1 日本の伝統的木組みの方法を活かす。2 合板、集成材を使わない

という2つの方針を元に何度も木組みのやり方を検討し、最終的に立体モデルで構造計算を行い進めました。基本的には壁も屋根も伝統的工法と軸組工法で、金物は最低限の補強としての使用にとどめています。

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 □ 引きボルト接合

 その中で南側の約3.6mx4mの大きな開口部については伝統的仕口だけでは強度的に弱いので、南側の面だけ金物と組み合わせた「引きボルト接合」 を採用することにしました。

 図のように木の梁の上下にボルトを埋め込みボルトで引っ張るという工法ですが、今回更に350Φの丸太の足元をベタ基礎のスラブまで800の高さで基礎と縦横に緊結し、「剛」接合に近いものにしています。

 □木造の考え方

 一口に木造といっても、考え方は人それぞれ異なります。

 現在は、このような接合や認定の金物工法もあり、木造でも壁がなくても成り立つ「木造ラーメン構造」も行われるようにになりましたが、接着剤の安全性が未確定な集成材や構造用合板の使用を前提として成り立つものもあります。

 写真:新建築 2014年11月号の大橋好光さんの論考でも木造ラーメン特に大規模建築で適用は慎重に検討する必要があると書かれていました。


 自分としてはあくまで、木の力と日本の伝統技術を生かすよう、金物は補強の範疇にとどめ、日本の木で何ができるか可能性を考えていきたいと思っています。

Posted by 遠野未来 at 12:48 | ■もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

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