以前この欄で、環境活動で著名なアウトドアグッズの会社「パタゴニア」の「あえて持続可能性という言葉を使わない」という姿勢をご紹介しましたが、今回は逆に新たに自らの組織に冠したというお話です。
その組織は、私もその日本での活動に参加させて頂いている、ドイツに本拠を置く健康、省エネ、造形美の3つを柱に1970年代より欧米の環境負荷の少ない建築づくりの中心的な役割を果たしてきた「バウビオロギー」研究所。
これまでの正式名称は「バウビオロギー+エコロジー研究所」でしたがこれを2014年「バウビオロギー+サスティナビリティ研究所」に改めました。(略称はIBNで不変。)
これまでも持続可能性を念頭に活動してきたものの、今後名称を冠してまで更にその活動を強化すべきだという結論に至ったのこと。
■ 持続可能性に欠けているもの・・・「健康」
持続可能性の3つの柱と言われているのは
1エコロジカルな持続可能性
2 経済的な持続可能性
3 社会的な持続可能性
の3つですが、バウビオロギーは更にその3つに欠けている「健康」を考慮していることが大きな特徴です。
健康かつ持続可能な住まい・・・
それはどのようなものか・・・お決まりの形があるわけではないので、バウビオロギーという概念は日本ではあまり広がっていませんが、代表のヴィンフリート・シュナイダーさんを中心に新たな拠点も完成し、今後さらなる展開がなされることでしょう。
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■3/10 バウビオロギー特別セミナーのお知らせ
3/10(火)にドイツの建築家クリストフ・ビヨックさんをお招きし、「バウビオロギー+サスティナビリティ-健康な住まいから健康な街へ-」というタイトルで新宿のOZONEで特別講演が行われます。
ご興味ある方は、ぜひどうぞ 申し込みはこちらです。
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/seminar/seminar_c/detail/1833.html
日本バウビオロギー研究会website
https://sites.google.com/site/baubiologiejapan/
(■写真:日本バウビオロギー研究会会報誌2015.01月号No.38&39)============
■ 遠野未来建築事務所 今週の活動予定 2015.03.02-03.07
・先週は雄勝と軽井沢の現場に久々に行きバタバタでしたが、現場が動く息吹を感じています。
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・雄勝露天風呂・・・土壁部分の中塗り仕上げとベンチがついに終了しました。
今週写真でご紹介します。
・もりのいえPROJECT・・・地盤調査結果が出て、地盤改良なしでOKとのこと。
今週から実施設計も木組みの細かい寸法出しに入り、
来週長野に実際使う木を見に行きます。
・前橋工科大 土建築シェルター
・・・今週半年ぶりにいって今季のテーマを決めに打ち合わせ予定。
・オープンデスク
・・・滋賀から土の建築に興味がある学生さんがオープンデスクで仕事に参加予定。もりのいえの木組みの模型をつくってもらう予定ですが、実際どうなるか? 折に触れご紹介させていただきます。
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以上、今週もどうぞよろしくお願いします。
Posted by 遠野未来 at 07:53 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)