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■薪ストーブ+蓄熱版築壁の注意点・・・薪ストーブ遮熱板
 ●今では自然素材の家の「定番」としていろいろな方が手がけている薪ストーブの後ろの「蓄熱用版築壁」。
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 おそらくこれが日本のすまいで一番現実的かつ実用的な版築壁だと思います。
 去年と一昨年、当事務所でつくった事例の温熱データを取り、意外な盲点がわかりました。

 温熱データは別途ご紹介しますが、この事例(「みらいのいえ」)でわかったのは、版築周囲の土壁部分より薪ストーブ後ろの版築壁の方が表面温度が  ・・・低かったこと。


 当然「高い」と思っていたのですが・・・

 どうやら、薪ストーブ裏に付けた遮熱板で熱が遮られ、版築壁の温度が上がらなかったようです。この遮熱板はを取り外せるはずなので、外してどうなるか・・・様子を見てみたいと思っています。

 もし版築蓄熱壁を計画中の方がいらしたら、お気をつけて。

Posted by 遠野未来 at 21:56 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(1) | trackbacks(0)

コメント
こんにちは。
ご無沙汰しております。

最近、版築、じわじわと流行ってきてますね!嬉しい限りです。

ところで、我が家も2シーズン目に、遮熱版を外しました。
その結果、ストーブを300度くらいの全開で燃焼させている時で、版築の前面は100度、15cm厚を隔てた後面は30度に上昇しました。
版築の後面には可燃物質(階段の踏み板)が接触しているので、あまり熱くなり過ぎるのも問題なのですが、我が家の場合丁度良い温度になっています。
薪ストーブだけでなく、版築壁に蓄熱された輻射熱も体感でき、本当に、版築にしてよかったなあ、と日々実感しております。

その節は、ご指導本当にありがとうございました。

屋久島遡行人 | 2016/03/06 08:58


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