2016.02.20 Saturday
■薪ストーブ+蓄熱版築壁の注意点・・・薪ストーブ遮熱板
●今では自然素材の家の「定番」としていろいろな方が手がけている薪ストーブの後ろの「蓄熱用版築壁」。
おそらくこれが日本のすまいで一番現実的かつ実用的な版築壁だと思います。
去年と一昨年、当事務所でつくった事例の温熱データを取り、意外な盲点がわかりました。
温熱データは別途ご紹介しますが、この事例(「みらいのいえ」)でわかったのは、版築周囲の土壁部分より薪ストーブ後ろの版築壁の方が表面温度が ・・・低かったこと。
当然「高い」と思っていたのですが・・・
どうやら、薪ストーブ裏に付けた遮熱板で熱が遮られ、版築壁の温度が上がらなかったようです。この遮熱板はを取り外せるはずなので、外してどうなるか・・・様子を見てみたいと思っています。
もし版築蓄熱壁を計画中の方がいらしたら、お気をつけて。
Posted by 遠野未来 at 21:56 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(1) | trackbacks(0)