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ビオトープ再スタート
 ビオトープ敷地

 先日の幼稚園のビオトープの続きを。

 今週幼稚園の先生と現場で再度打ち合わせをした。
こどもの動きをよく観察すると、当初予定していた既存の水なし池は子供たちの大切なかくれんぼの場だという。それを取り上げるのはもったいないし、300坪もある自然園にもっとふさわしい場所がある・・・・

 ということで、先生から再度提案いただいたのが既存の築山の裏から塀沿いに約20Mほどつづく所。ビオトープ池と水遊びのじゃぶじゃぶ池をつくったら、とても雰囲気が出そう・・・と即決!

 既に石もいいのがあるし、木もほとんど切らなくて良い。梅やもみじの間をせせらぎが流れ、子供たちが楽しく水遊びをする・・・考えただけでわくわくする。

 春休み工事に向け、計画が再スタート!

 

Posted by 遠野未来 at 22:59 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

葦狩り体験
葦

葦狩り


 昨日・今日と宮城県・新北上川で行われた「葦狩り」体験に行ってきた。

 地元の葦(ヨシ)を使って茅葺工事を行っている有限会社「熊谷産業」の指導の下、仙台の市民団体「たけのこ炭の子クラブ」、NPO「民家再生リサイクル協会」の主催で行われ、70人近い参加者があった。
 私も葦(ヨシ)の現代建築における活用に非常に興味があり、参加させていただいた。

 参加して感じたのは、この会が毎回盛況に続いているのは葦狩りへの興味もさることながら、熊谷産業の熊谷秋雄常務をはじめ、地元の建築家や職人さん方の人間的魅力が大きいこと。 地方の小さな町でも、こんな豊かな産業・風景・素材そして人がいる・・・それを知っただけでも勇気付けれた。

 陽を浴び、風でなびく葦原の風景・・・とにかく美しい。
風で揺れる葦の穂の音が「日本の音風景」の百選に選ばれているという。

 自分にとっての本題の葦の現代建築における活用だが、熊谷さんに「南アフリカに茅葺の空港がある」と聞き、信じられなかったが、今回夜の交流会でその写真を他のアフリカの風景と共に見せていただいて、納得しとても感動した。

 現在日本では市街地に不燃材でない茅葺の家は建てられない。熊谷さんは石巻の地元でまず法規制を解除し、現代でも通用する見本としてアピールすべきだと市に掛け合い、一部解除してもらった。今度は自分が茅葺の建物を建てる番だと意気込む。

 現代のヨーロッパでは市街地にも茅葺の家が建てられており、茅葺職人の地位も高いという。デザイン的にも現代的で美しいものが多く、屋根だけでなく壁としても使われる例もある。・・・・日本でもヨシ壁のおしゃれなカフェなんかが出来たら楽しい・・・・

 自分もそんな夢をみんなと持ち続け、いろんな提案をしていきたい。







Posted by 遠野未来 at 22:46 | ■設計・現場 | comments(2) | trackbacks(0)

K幼稚園ビオトープ
ビオトープ

 今都内の幼稚園のビオトープ計画をおこなっている。ビオトープとは生き物たちの「命の場」ということで、地域の虫・植物などのもともとの生態系を復元を目指すものである。

 そこは下町の密集住宅地でありながら、大きな日本庭園を買い取り、自然園としてこどもたちの遊び場と環境教育の場に使っている非常に恵まれた園である。もともとあった日本庭園の池を利用して、環境教育の場としてもっと充実させたいと、2年ほど前からディスカッションを園と重ね、ソフトのプログラムも含めて工事に実現性が出てきた。出来れば今度の春休みに工事し、三年ほどかけて子供たちとそこに来たいきものや育った植物の記録をとりながら、場を育ててゆく計画である。ひとえに、自然が好きで、こういう場を臨まれる先生方のご協力があってはじめて成り立つことだ。

 現在庭園の中での場所来るであろう生き物と育てる植物の内容が決まり、池の作りかた、水の循環方式と共に工事内容をつめているところ。
 今後春休みに向け、経過をUPしていきたいと思う。

Posted by 遠野未来 at 00:19 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

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