2008.12.31 Wednesday
Rの土壁
三浦の家 年内最後の打ち合わせで提出した キッチン・スタディコーナーの壁を曲線(R)にする案。
こうすることでスタディコーナーを少し広くし、土壁全体を滑らかに一体化させて、ダイニングを包むような存在感のあるものにする という意図がある。
スタディコーナーの中は前回より中の棚も整理され、PCやミシン作業も心地よく出来るようなりつつある。かなり感じが出てきた。窓上は棚を作らないということだったが、逆に空きすぎる感じもするので、飾り棚などを置くのもいい・・・という話も出た。
今回の案は御施主さんにお気に入りいただけたが、直線より曲線は多少手間がかかるので、最後は見積り時のコスト調整で最後まで生き残れるか・・・というところである。
「住まいに土を取り戻せ!」という自分のキャッチフレーズがあるように、何とか残したい部分である。
さて、2008年も残すところ後数時間。
今年は岩手のエコキャビンと三浦の みらいのいえ を中心に動いてきた。
たくさんの方にお世話になり、心から感謝している。
来年は その2件の納得のいく竣工が最低目標。この他にもっと自然素材を突き詰めるよういろんな規模・内容の建築・インテリアのプロジェクトを行っていきたい。
今年できなかったライフワーク「こどもプロジェクト」も東京おもちゃ美術館を拠点に再開したいと思う。
来年も皆様と 心地よい空気が流れる「いのちの場」を おつくりしていきたい。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2008.12.31 遠野未来
Posted by 遠野未来 at 17:05 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)