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■土壁 湿温度記録データ
 ● 先日ご紹介した「建築技術」2011年2月号「木造伝統的構法」特集で、興味深い土壁の湿温度記録データが紹介されています。
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 記事を書かれたのは、現代の土壁の家の設計者で第一人者のシティ環境建築設計の高橋昌己さん。

 ご自分が設計された東京江東区にある土壁の家の、去年の夏の猛暑8/30,31,9/1の 湿温度データです。
 真壁の木造2階建てで2階が土壁+外壁しっくい仕上げ厚み80mm、1階が土壁と断熱材25m+焼き杉27mm貼りの建物のようですが、

外気温 28〜41℃に対し・・2階室温 31〜34℃、1階室温 30〜32℃
外部湿度 28〜79%に対し・・2階湿度 46〜68%、1階湿度 56〜72%


土壁の場合、外気の湿温度に影響されない安定した室内環境であることは間違いないようです。

 湿度は人が快適と感じるといわれる50〜60%にほぼ納まっていますが、室温が30〜34℃というのは実際住んでみりたとき、体感としてどうか? 知りたいところです

・・・ 数字だけだと高く感じるような気もしますが、おそらく湿気を
すってくれるので、蒸し暑い感じはしないと思います。湿度や通風の取り方との兼ね合いで、土壁の体感温度を感じてみたいです。それと冬がどうか?も知りたいです。

 土壁普及のためにも高橋さんの今後のデータを期待したいと思います。
よろしくお願いします。

 結果として、場所によっては断熱材と併用した方がいい地域もあるでしょう。

・・・今年は検証に日本各地のいろいろな土壁の家を訪ねようと思っています。
 自分で体感したいと思います。

Posted by 遠野未来 at 17:46 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■1000万円代で土壁の家はできる?
 ●実現へ向け、このテーマで現在何案かプランニングをしています。

 もちろんご予算があれば何でも可能ですが、1000万円代は土壁に限らず家作りの一つのハードルでしょう。その中で土壁の家がどこ迄できるか?への挑戦です。

 前提となるのは、どれだけつくりかたを単純化できるか?どれだけ「小さく」暮らせるか?・・・などなど。
 
 東京圏でも実施可能なように、仕様や部材も決めていこうと思います。

 検証ができ次第、お知らせします。お楽しみに。
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Posted by 遠野未来 at 17:58 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■建築技術2月号 伝統的構法特集 
 ● 建築専門誌「建築技術」2月号 は 伝統的構法特集です。

この前の石場建ても含む、盛りだくさんの内容。詳しくお知りになりたい方、ぜひどうぞ。
土壁と関連するページもあるので、追ってご紹介したいと思います。

 なぜ伝統構法ではなく、伝統「的」構法なのか?

 それは人によって何を持って「伝統構法」とするのか?見解が違うから。
・・・1000年以上の歴史のある日本の木造建築・・・奥が深いです

Posted by 遠野未来 at 19:46 | ■木の建築・伝統工法 | comments(0) | trackbacks(0)

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