とにかく 良かった・・・。今回ドイツで見る建築の中で一番心に残るかも知れない。
半日ただひたすら壁を見続け、それでももっと見ていたかった。
180年以上前、1828年につくられた6層の版築の家。外壁は石灰モルタルと思われる左官材で仕上げられているが、一目でこの建物だとわかった。石とは違う土ならではの柔らかな重量感がある。
外壁は痛んでいるところもあり、膨れたり一部はがれたりしていた。ただ、それがまたいい。一見廃屋かと思ったが、ちゃんと人が住んでいる。
屹立する土の壁のプロポーション、角を出した納まり・・・美しく朽ちる土の壁。
Posted by 遠野未来 at 06:08 | - | comments(0) | trackbacks(0)