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■ザ・薪ストーブ ケンズ・メタルワーク
 ●先週末の長野ツアーで、三浦の「みらいのいえ」と岩手のエコキャビンに薪ストーブを入れさせていただいたケンズ・メタルワークの高橋憲三さんを訪れました。
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 電話とFAXで3年ほど前からやり取りさせていただいていたのですが、ご本人にやっとお会いできました。「世界一の薪ストーブをつくろう!」との志を持つ熱くてとても温かい方でした。
 
 その薪ストーブは、一度気に入ったら「他はない」と言えるほど。寒冷地、地元長野の方のご用命が多いのもうなずけます。写真は薪ストーブが並ぶショールーム。日本で珍しい床暖式の薪ストーブも暖房面積がアップするなど進化をとげているとのこと。
 これからも、ぜひご一緒させていただければと思っています。

森の鍛冶屋 ケンズ・メタルワークhttp://kens.oops.jp/

Posted by 遠野未来 at 11:53 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■土壁 大壁のときの柱と梁の納まりは?
 昨日、土壁の納りをアトリエDEFさんと議論していたとき、ふとわき上がった素朴な疑問。
        大壁の土壁の場合の柱と梁の納まりはどうするか?

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 早速京都の左官、佐藤ひろゆきさんにお聞きしました。 現場によっていろいろな場合があると思いますが、参考にご紹介します。

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1 大壁のときの柱の下地・・・・


 ○ 竹小舞のとき・・ 柱に斜めに彫り込みを入れ、竹を食い込ませるようにする。あるいは柱に木ダボや竹釘をうち、その上にのせることもある

 竹を柱に釘で止めると、地震のとき割れるのでよくない

 

 ○木摺のとき・・柱に釘でとめる。


2 大壁で梁を見せる時、どうするか?・・・・


 大壁の場合、梁下で天井を貼ることが多く、あまり梁を見せることはない。

やるなら梁幅を大きくするか、見切りをうつか、左官で面をとって塗ることもある。

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(番外)

  版築の壁に木の柱を埋めるとどうなるか?・・・・


 表からの水に関しては、問題ないが湿気が常にあるところの場合は木が腐ることもある。その場合は、納まりや柱に何らかの防水を考えることも必要


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Posted by 遠野未来 at 21:04 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■土壁の家プロジェクト意見交換 アトリエDEFさんと
 ●昨日 現代の自然素材の家づくりのパイオニアである工務店、長野県の「アトリエDEF」さんを訪れ、これからの土壁の家に関し、意見交換を行ってきました。
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 アトリエDEFさんでは、現在 土壁の家に戻ろうという意識の元、長野の寒冷地と温暖な地域で断熱材のあり、なし 2つの仕様で土壁の現場が進行しています。その寒冷地版の現場を、長野の建築工房 藁の杉山さんと見学し、意見交換させていただきました。
 
 これからの土壁について、どう断熱・気密と組み合わせるか?どうしたらボード類なしで家がつくれるか? ・・・納まりや部材、コストも含めて活発な意見が交わされました。
 
 土に還る素材だけで、土壁の家をつくろう! 現代のコストに見合う形で。
 
 DEFの方々と、我々の方向性は一致していました。
よし、まず納まりの原寸模型を大工の杉山さんにつくってもらって検証しよう!

 ということで、まずつくってみます。

 DEFの社長 大井さんの言葉が印象的でした。
「土壁の現場を始めたら、見慣れない若い左官さんがたくさん手伝いに来てくれた。それがみんな楽しそうに壁を塗ってるんだよね・・・。」
 みんなそんな家をつくりたくてたまらないのでしょう。そのような家はとても幸せです。

 これから大学などとも連携して、データを取りながら 検証していこうと思います。
皆さんとも、共有していこうと思いますので、よろしくお願いします。



Posted by 遠野未来 at 08:40 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

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