BLOG用01.jpg
■9/29 UIA 環境建築ツアーに参加しました
 ●今日一日、バスツアーで東京の環境建築を巡りました。
50名以上が参加と大盛況。とても勉強になりました。
P1140757.jpg
 3箇所を1日で廻りましたが、中でもJIA環境行動ラボの代表をつとめる中村勉さんが設計された大東文化大 板橋キャンパスは「さすが」と思いました。
P1140765.jpg
 建物の環境コンセプトを中村勉さん。計画時に20項目以上の環境対応のテーマを掲げ、それをうまく取り込み、しかも空間の中にとけ込ませている様子はとても好感が持てました。
 雨水、太陽光、雨水利用、屋上緑化、地中熱利用・・・はもちろんのこと、現在考えられる環境の対策がほとんど実現されています。
P1140772.jpg
ガラスに挟み込まれた太陽光パネル
P1140790.jpg
地中熱利用のクールチューブ
P1140803.jpg
 大学にありがちな無機的空間でなく、サッシュがすべて木製サッシュというのがうれしい
P1140784.jpg
 それで自分が一番うなずいたのが、これ・・・
P1140782.jpg
 車いす用の木の手摺

「ああ、ここに中に入る人間のことを最優先して考える建築家がいる」・・・そう思うと、うれしくなりました。

 抽象的空間や設備優先でない、人間優先の建築。

Posted by 遠野未来 at 18:02 | ■建築 | comments(0) | trackbacks(0)

■第6回日本漆喰協会作品賞 受賞しました
● 日本漆喰協会のホームページで今年の受賞作が発表になりました。

当事務所は一昨年の第4回に続き、2度目の受賞になります。
13.jpg
受賞作:森風エコキャビン 設計:遠野未来建築事務所

 このような場を与えてくださった「森と風のがっこう」の皆様、左官、大工をはじめとするたくさんの方々、300人以上ワークショップに参加していただいたたくさんの方々にこころから感謝します。

 これからも現代の新たな左官を目指し、地に足をつけ、一歩ずつ歩みたいと思っています。

Posted by 遠野未来 at 14:19 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■ヒューブナー事務所チョン・ピリョンさん来所

● 24日チョン・ピリョンさん来所。これからの建築に関し、情報交換を行いました。

 チョン・ピリョンさんは、現在シュツットガルド大のドクターコースで建築の研究とともにペーター・ヒューブナー事務所のスタッフとして活躍されています。今年の私のドイツ訪問でとてもお世話になった方です。

 ペーター・ヒューブナーさんは作品集のタイトルが「社会的過程としての建設」ということも示すように設計にワークショップを組み込み、住民・学校の先生、親、子どもたちと建築をつくることで有名ですが、その一方で明快な建築構法、特に木造で様々なかたちを作ることでも着目すべき建築家です。今回ピリョンさんは韓国での木構造の国際シンポジウムでヒューブナー事務所の特に木造と構法の話をプレゼンをされたそうで、その内容をダイジェストで聞かせていただき、とても勉強になりました。(日本でもやってほしかった・・・)


 セルフビルドでも可能なようにボルト接合にしたり、コストを考え小断面で合わせ梁にしたりして箱を崩す、温かい独特の空間をつくる。

木を多用しようとする日本の学校建築にとても参考になると思います。


 環境・構法の面からと空間の温かさを実現するために木造を使っているヒューブナーさんですが、特にどうしたら空間が心地よいのになるか、細かいスケール、デザイン、人の導線、視線の動き・・・話しだしたら止まらないくらい熱い方でした。


 日本でワークショップをしながら建築をつくるというのは特に公共ではなかなか難しいと思いますが、震災後ぜひみんなで参加して場をつくることをしていきたいものです。私とピリョンさん共通の思いとして・・・。


 ピリョンさん、一緒にがんばりましょう。

Posted by 遠野未来 at 23:44 | - | comments(0) | trackbacks(0)

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< September 2011 >>

Profile

Bookmarks

Recent Entries

Categories

Archives

Recent Comments