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■TerrASIA 2011 5 中国・四川省大地震復興 版築の村
 ●韓国で10月に行われた土の建築国際会議 TerrASIAの内容に戻ります。

 数々のテーマで世界から20ほどのプレゼンテーションがありました。
中でも私が一番感銘を受けたのが、2008年の中国の四川省大地震で崩壊した村を、版築のセルフビルドで村民が再生させたというプロジェクトです。
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 日本の震災復興に土の建築を生かせないか?と思って参加した自分にとって、本当にこんなことができるんだと感銘を受けました。この内容、日本では知られていないと思うので、紹介させて頂きます。
 上の写真 村の広場もセルフビルドで。とても好きな写真です。
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 発表したのは中国 西安大学の建築家 Jun Muさん。彼が技術指導を行った。
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 2008年四川省大地震 6万人以上がなくなり、MaanQiaoというこの村も壊滅的被害を受けた。
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版築のセルフビルドで その土地に村人が自分で家を再建
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 33の版築の家が出来た
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 最後に難易度の高いRの壁のコミュニティセンターも
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 そして広場も
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 これはそのとき村人のためにつくられた、セルフビルドでつくる版築の家のマニュアル
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 材料からつくりかたまで、写真入りですべて図解されている
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 日本の復興住宅。
 中国のように版築でそのままできるわけではありませんが、みんなが力を合わせればいろんなことができる・・・そう希望を与えてくれるプロジェクトでした。
 
 構法として中国のこの例で参考になったのは、部屋の角部分には版築壁の中に丸太を入れ、版築と木の混構造にしている点です。丸太同士も割竹で横に繋いでいる。・・・
 今年、自分たちも大学と共同で高さ2.7mの版築の耐力壁の実大試験を行う予定です。大壁と真壁。どんな結果が出るのか? 又ご報告します。

 日本でも、これから震災復興に土で何ができるか? 
自分たちも提案していきたいと思います。

Posted by 遠野未来 at 12:52 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■版築ロケットストーブ 2
版築ロケットストーブへの反応ありがとうございます。

 杉山さん作 版築ロケットストーブ1号の様子の詳しくは、杉山さんのブログをどうぞ。http://strawarbor.blog97.fc2.com/blog-date-201110-3.html

 この煙突は横引き12mまでできるそう。ベンチや壁に仕組んだりも可能。
薪の量も1/3〜1/4程度で、薪ストーブで使えない竹や小枝でも燃料になる。

 第2号制作共同ワークショップを企画中です。
内容決まり次第、お知らせします。・・・サプライズもあるかも・・・

Posted by 遠野未来 at 19:28 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■お知らせ 11/4 ウッディ&トモエの保育実践報告
 ●このblogの記事の中でも指折りでアクセス数の多い 東京都認証保育園ウッディキッズ。
家や家族をモデルにしたその保育は保育園を考える上で、自分にとってカルチャー・ショックでした。

その溝口園長さんのお話を聞けるセミナーがあります。ご興味ある方、ぜひどうぞ。

 満員になること必至です。予約はお早めに。
私も参加させていただきます。 熱い話になること間違いなしです。

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『ウッディ&トモエの保育実践報告 2011秋』


〜北の大地と武蔵野台地での取り組みから新システム時代の保育を考える〜


東京もいよいよ秋の気配をあちらこちらで感じる季節になりました。

さて、今回は北海道・札幌トモエ幼稚園の宮武大和さん、あきる野市・ウッディキッ

ズの溝口義朗さんをお迎えし、まず、それぞれの保育実践を報告していただきます。

そして、それを踏まえ、子ども子育て新システム時代を迎えようとするこれからの保

育についてみなさんと考えていきたいと思います。

4,000坪のトモエ幼稚園、40坪のウッディキッズ。面積は違いますが、今を生きる子

どもや保護者をしっかりと支え、地に足を付けた保育を行っている2園。この両園の

発信をもとに、新システム時代を迎えるにあたっての保育について、お越しになられ

たみなさんの声もお聴きしながら前向きな話し合いをしたいと思います。

 みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げます。 


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日 時 平成23年11月4日(金) 18:45〜21:00

場 所 篠原学園専門学校 401教室(4階)

    東京都千代田区神田神保町1-52-4

    電話番号03-3219-3271

     地下鉄半蔵門線・三田線にて神保町駅下車 A5出口を出て徒歩2分

      http://www.shinohara.ac.jp/etc/map_google.php


主 催 こども環境学会・幼児教育等施設研究会

参加費 1,500円(領収書が必要な方は受付でお申し出ください)

定 員 40名



報 告 溝口義朗(東京都認証保育所ウッディキッズ園長・日本こども育成協議会副

会長)

宮武大和(札幌トモエ幼稚園教諭・こども環境学会評議員)

司 会 木村歩美(篠原学園専門学校こども保育学科学科長・こども環境学会理事)


【当日の流れ】

18:30 受付開始

18:45 はじめに

18:50 札幌トモエ幼稚園の実践から  報告 宮武大和

19:20 東京都認証保育所ウッディキッズの実践から   報告 溝口義朗

19:50 休憩・アンケート用紙回収

20:05 来場者のアンケートなどから

     質疑応答・ディスカッションなど

20:55 おわりに

21:00 終了     ※時間配分は当日変わることがあります。


お申し込み・問い合わせ(メール・電話)

    kodomokankyo@yahoo.co.jp 木村まで

   篠原学園専門学校 03-3219-3271 木村まで     

Posted by 遠野未来 at 12:39 | ■こどもの家 | comments(0) | trackbacks(0)

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