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■伝統の逆襲・・・日本の技が世界ブランドになる日 を読む
●なんと魅惑的なことばでしょう。デザイナー奥山清行の実行力は素晴らしいです。

 日本のデザイン・技術の長所と短所が書いてあり、叱咤激励になります。これからどうやって生きるべきか? 日本の土壁や左官に当てはめて考えても、もっと可能性があると思います。 
 おすすめです。
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Posted by 遠野未来 at 14:50 | - | comments(0) | trackbacks(0)

■こどもアートティッシュ・・・被災地支援のデザイン
 ●知る人ぞ知る被災地支援、こどもアートティッシュを買ってみました。
 元気が出ます。
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  文具通販のアスクルが地球子供基金活動の一環として、東日本大震災で被災したこどもたちの絵を用い、岡本一宣氏のデザインディレクションによって商品化。売上の一部がアート使用料として子供地球基金に支払われ、被災地のこどもたちに還元されるという仕組み。

 被災地以前に、デザインが秀逸でカタログで見た瞬間「ほしい」と思いました。こどもの絵にこちらが元気づけられます。

 そもそもティッシュの箱の無愛想さとあの大きさがいつも疑問でした。これは11cm角のキューブ。みずいろとさくらいろ。2種類あり、値段が3つで税込218円とお手頃。

 これぞWIN-WINです。
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Posted by 遠野未来 at 11:12 | ■3.11復興プロジェクト | comments(0) | trackbacks(0)

■エコキャビン土壁仕様・・土壁の自然素材による断熱補強例
 ●岩手県葛巻町森と風のがっこうで3年前につくった「土壁」の仕様です。
このつくりかたで、零下20度を超える時もありながら、薪ストーブと薪ストーブによる床暖を使うと冬「温かい」といいます。
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 この建物は外と中で2重の土壁になっています。その外側に土と藁を混ぜた「泥だんご」による断熱。広間部分はヨシによる断熱。その場で取れる素材でどこまでできるか?を試したかったので、壁には既製品の断熱材は使っていません。(天井は羊毛断熱材を使いました)

 計算すると、この壁の断熱性能はU=約0.97。次世代省エネ鵯地域の基準がU=0.35ですから、数値的には次世代省エネの1/2.7程度の断熱性能しかない事になります。ちなみに土壁だけ233mmの壁の場合はU=2.05。ムクの土壁だけよりは2倍以上の断熱性能となっています。

 数値上は不足している断熱性能ですが、薪ストーブと薪ストーブによる床暖を使うと冬「温かい」のは 土壁の蓄熱性によるもの です。 
  ただ一つ注意としては、この施設は宿泊施設であって、一般住宅ではないということ。一般住宅の場合は、10年後義務化が予想される次世代省エネのクリアをお勧めします

 この例で、その蓄熱効果がわかったわけですが、これより、更にその蓄熱性を上げるには・・・

 土壁1と2の間の空気層をなくすこと が考えられます。

 この建物でなぜ空気層ができたか?というと、大壁仕様にしたいとき 木摺り下地で内側の壁をつくると、下地の裏側に10mm前後のスキマができてしまう・・・ということです。
 それをなくすには、外側の土壁から順に厚く塗り重ねていくしかなありません・・・

 この空気層があるのとないのでは、どれだけ土壁の蓄熱効果が違ってくるか?・・・

 今年、それを知るため長野のアトリエDEFさんと土壁の実験棟をつくって温熱測定をする予定です。

土壁を現代に復活させるには、きちんと温熱データをとり、実証して行く必要があると考えています。 結果が出ましたら、ご報告させて頂きます。

Posted by 遠野未来 at 21:27 | - | comments(0) | trackbacks(0)

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