● 3/30 夜オープニングレセプションが行われました。
会場であるルシン クラフト センターのあるルシンという町はロンドンから電車で2時間、さらに車で40分ほどの古都。落ち着いたいい町です。
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レセプションには日本大使館やブリティッシュ カウンシルをはじめ、100人以上の人が訪れ、盛況に行われました。自分はイギリスで何度か展覧会を行っていますが、オープニングはいずれもたくさんの人が集まり華やかに行われ、アートや建築が文化として根づいていることを感じさせます。
この企画は3年以上かけて準備が行われ実現したもの。日本から約10組のクラフトや建築の作家を集め、20人ほどが実際こちらに来ています。その渡航費や制作費を想像すると、厳しい経済状況と震災を乗り越え実現させたキュレーターのマイケル ニクソンさんの尽力はすばらしい限りです。
印象的なスピーチがありました。日本とイギリスの文化は互い交流しながら、補完しあう関係にある。イギリスの文化は、特にアートはその傾向が強いのですが、コンセプチャルなものから、時代の流れは「伝統技術と物語性」へと変わってきている。その流れの中で、今回の展覧会は意味を持つものだと思います。
アウェイの視点から日本を見直し、日本で生かすこと。そんなきっかけになればと思っています。
Posted by 遠野未来 at 20:47 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)