2013.01.29 Tuesday
■FLライトと木摺
●今日、自由学園明日館で瀬戸漆喰のセミナーに参加してきました。
瀬戸漆喰が防火構造の認定を受けたのを受けての講習会。羊毛断熱材と組み合わせ22条地域だけでなく、都市部の準防火地域でも使えるように。
開発者のゆわんと村の佐藤さん、防火認定に尽力された安井昇さん、羊毛断熱材ウールブレスの小杉さん。瀬戸漆喰は従来の漆喰の弱点を補う性能を持っています。圧縮・曲げ強度が強く、耐力壁や透湿防水への展開など様々な可能性が検討され、展開に今後も要注目です。
特に安井さんの防火のお話。お聞きするのは2度目ですが、とても説得力があり良かったです。打ち合わせで中座せざるを得なかったのが残念でした。
この明日館ですが、木摺りでしっくい下地で左官仕上げでとても見事。建築家ライトと日本の職人さんに敬意を表します。ただし、残念ながら安井さんによると現行法規ではこの木摺りの仕様では準防火地域であるこの場所には防火上、建てられないそう。
都市部で左官を復活させるには、防火、コスト、デザイン、技術・・・いろいろな分野の方の地道な協力が必要と実感しました。
Posted by 遠野未来 at 19:17 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)