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■みらいのいえ 薪小屋と薪の使用量
 ●2010年竣工した三浦市の「みらいのいえ」の薪の使用量を算定してみました。

 薪小屋は建物を施工をされた楽居さんがワークショップをしてつくってくださったもので、とても立派なもの。大きさは5.1x0.8x1.8m=7.3立米。これを一冬で使い切るそうです。
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 薪の重さは樹種にもよります。このお住まいでは薪を建て主の荒井さんが集められており、広葉樹が3割ほどだそうです。含水比15%の時の重さは杉380,ヒノキ440,ナラ640kg/㎥というデータが有り、ここでは樹種の割合を考え470kg/㎥とします。

 薪小屋の空隙率2割と考え、薪の重さは(有効体積7.34x0.8)x0.47=2.761kg
約2.7トンの薪を一冬に使う計算になります。
使う日数を5ヶ月弱で140日とすると2761/140=19.7Kg
平均すると1日約20kgの薪を使われていることになります。

 薪の1次エネルギー消費量は実際の使用量の0.2といわれ、環境負荷が小さいのでおすすめですが、これから薪ストーブで暮らそうとされている方は十分な薪の量の確保が必要です。

 ちなみにこのお住まいの全エネルギー消費量を現在算定しており、いい結果が得られそうなのでまとまり次第お知らせできればと思います。

Posted by 遠野未来 at 03:26 | ■みらいのいえ  | comments(0) | trackbacks(0)

■北側キッチンのリフォーム / Dining Kitchen Renovation
 ●以前手がけさせていただいた、マンション・リフォームの事例です。
 使われていなかった北側の部屋を、2重窓にして断熱強化しダイニングキッチンとして再生。
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 壁と天井はしっくい仕上げ。今見ると曲線の先端は壁なのか天井なのか・・・自分でも不思議な感じがします。
 このお住まいはこの部屋と別に南側にリビングがありますが、お施主さんにお気に入りいただけ、こちらのほうが長くすごされているようです。

 装飾がなくても、空間造形と光で安らげる場をつくれるという事例。

Posted by 遠野未来 at 18:36 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■八王子セミナーハウス・・・手を動かし、空間を発見しろ

  建築家・吉坂隆正のライフワーク、八王子の大学セミナーハウス。今日シンポジウムと見学会があり、参加してきました。吉坂先生と関わりのあった伝説の建築家の方々のお話と50年近い歳月を経てもなお新鮮な建築群。それをつくることにいのちを賭けた設計者の言葉と図面の数々。無骨ながらも楽しげな空間。参加したみんなは心が温まって帰ったことと思います。


 「建築は自由で楽しいぞ。・・・」吉坂先生が天国からそういっているようでした。


 

 「手を動かし、空間を発見しろ」・・・


 自分も学生によく言う設計の基本ですが、今日の説明をしていただいた斎藤祐子先生のた言葉に自分も改めて初心に帰り、これからの仕事に取り組もうと思います。


Posted by 遠野未来 at 21:16 | ■建築 | comments(0) | trackbacks(0)

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