2013.05.29 Wednesday
■みらいのいえ 薪小屋と薪の使用量
●2010年竣工した三浦市の「みらいのいえ」の薪の使用量を算定してみました。
薪小屋は建物を施工をされた楽居さんがワークショップをしてつくってくださったもので、とても立派なもの。大きさは5.1x0.8x1.8m=7.3立米。これを一冬で使い切るそうです。
薪の重さは樹種にもよります。このお住まいでは薪を建て主の荒井さんが集められており、広葉樹が3割ほどだそうです。含水比15%の時の重さは杉380,ヒノキ440,ナラ640kg/㎥というデータが有り、ここでは樹種の割合を考え470kg/㎥とします。
薪小屋の空隙率2割と考え、薪の重さは(有効体積7.34x0.8)x0.47=2.761kg
約2.7トンの薪を一冬に使う計算になります。
使う日数を5ヶ月弱で140日とすると2761/140=19.7Kg
平均すると1日約20kgの薪を使われていることになります。
薪の1次エネルギー消費量は実際の使用量の0.2といわれ、環境負荷が小さいのでおすすめですが、これから薪ストーブで暮らそうとされている方は十分な薪の量の確保が必要です。
ちなみにこのお住まいの全エネルギー消費量を現在算定しており、いい結果が得られそうなのでまとまり次第お知らせできればと思います。
Posted by 遠野未来 at 03:26 | ■みらいのいえ | comments(0) | trackbacks(0)