●建築の省エネ基準が改正され,住宅では今年10月から施行、2020年には義務化の予定。
各地で設計者、工務店、各メーカーさん方が活発に勉強会を行っていますが私の所属する日本建築家協会(JIA)住宅部会でも昨日、環境行動ラボの建築家・寺尾信子さんをお招きし、セミナーを行いました。
寺尾さんの話が終わった懇親会でも、寺尾さんを囲んでJIAの建築家の方々がワイワイいいながら、喧々諤々の議論。
今回の改正は住宅の1次エネルギー消費量を抑えるというのは、いいのですが、高気密・高断熱をベースに太陽光発電など省エネと言われる設備を搭載すると有利になる・・・その設備をつくる生産エネルギーは考慮されていない・・・自然素材の伝統的構法の扱いはどうなるか?・・・など様々な議論が渦巻いています。その中で、自然素材を使いパッシブ的な住まいづくりによる消費エネルギーが少ない住まいと暮らし方を自分ももっと突き詰めたいと思います。
まず住宅性能を数値で表示すること。そしてその事例を集め、数値をみんなで検証し、今回の省エネ基準改正の是非を設計者が集まって社会的に発言すること・・・これが昨日の会の共通認識でした。
建築家の方々がこうやって立ちながら、お互いの意見を活発に述べ合う・・・本来あるべき姿ですが、あまり見ない光景。・・・とても良かったです。
これからもぜひみなさんと一緒に頑張りたいです。
建築家も熱いぞ・・・というのを見せたいですね・・・