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■前橋工科大 版築シェルター2棟目 完成間近
 ●今年の春 大学2年のワークショップの授業で講師をさせていただいた版築の作業をしたシェルターですが、大学からその後の写真を送っていただきました。草屋根も出来、完成間近です。
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 今年はトロンブウォールというパッシブデザインの手法の検証のため、南面にあえて版築の壁をつくり、暖められた版築の壁の熱の有効活用の方法を検証します。
 
 今年は構内の工事で地面を掘った土を使ったのですが、いい感じに土の風合いが出ているようです。学生のみんなとがんばった甲斐があった様子。


Posted by 遠野未来 at 23:31 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

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Posted by 遠野未来 at 21:32 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

■みらいのいえ 夏の室温変化
 ●2011年夏 8/15の室温の変化です。
 ちなみにこのお住まいの断熱性能はC値=2.87で平成11年基準の次世代省エネ基準のC=2.7よりやや劣りますが、草屋根の保水性も考えるとほぼ同等と考えられます。
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 このお住まいは夏はエアコンを使わず窓をすべて全開放にするので、外気温と近い温度になります。軒の出は1200mmありますが、真夏で外気が30度を超えると日中は室内も30度を超えることになります。扇風機も併用しているとのことですが、基本的には通風のみ。
そこで効果的なのが、北側天窓に開けた高窓です。そこを全面的に開けることで、南北そして上下の通風が生まれ、風が抜けていくという温度以上の清涼効果があると思われます。

グラフを見たポイントとしては
1 日射の影響
 :陽が当たる南側のリビングより、直射が当たらない土壁で区切られた北側の部屋の温度が2℃ほど低い。

2 草屋根効果
 :2階が1階より1〜2℃ほど高いがほぼ同じ。
 他の事例をみると断熱材だけでは3〜5℃の差がある例が多いので、効果があると思われる。ちなみにこの住宅は現場の土を使うという意向で、排水層のガラス発泡パーライトを入れて7cmの厚みと薄層の土屋根。

3 土間:夏の室温に関しては土間の有る無しではほぼ同じ

ということが考えられます。

 次に冬の室温を見てみたいと思います。(続)

Posted by 遠野未来 at 08:57 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

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