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■矢向つぼみ保育園/ 子どもの顔が見える園
 ●今日、設計させていただいた「矢向つぼみ保育園」に伺い、改めて園長先生のまちと子ども対する熱い想いを感じました。
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 ここは駅からすぐのアーケードの中の好立地にあり、窓からは、園長先生のご希望であえて中のこどもたちの顔が見えるようにした、「顔が見える」保育園です。

(ただし丸見えではなく、部分的に貼った半透明のフィルムの間から見えるようになっており、お昼寝のときはロールスクリーンを下げて見えないようにします。)

近年日本でもこどもに関する物騒な事件が多く、中を見せるかどうかは園の方針によりますが、この園では開園4年経ちますが信念は変わらず、結果としてまちにとっていい効果をあげているようです。

 小さなこどもの顔が見える。・・・まちにこどもが暮らしている。もちろん当たり前のことですが、それが少子高齢化が進む今の日本なかなか当たり前ではなくなってきています。

 園長先生は、お年寄りの方がこどもたちの顔をみて和んだり、思春期の子を持つ親御さんが「反抗する自分の子に対し、こんな可愛い時もあったな・・・もしかしたらこどもの方が自分より正しいのではないか・・・」などと思ったり、その効果はまちにとってとても大切だということです。

 現在は月1回「みんなの広場 陽だまり」と題し、園舎を開放してお母さんや地域の方との交流も進んできたということ。
今後もぜひ地域で人をつなぐ活動を続けていってほしいです。

Posted by 遠野未来 at 22:34 | ■矢向つぼみ保育園 | comments(0) | trackbacks(0)

■建築と子どもとワークショップ/ ヒューブナーさんに学ぶ
 ●「子どもと建築」に関する本の中で、ドイツの建築家ペーター・ヒューブナーさんの活動の紹介を少しだけですが書かせていただくことになりました。
 
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 子どもとワークショップをしながら学校をつくる・・・

 これからの日本でもそんな活動ができればという思いで、震災後2011年に彼の事務所を訪れてからももう3年が経ちます。
 実際にヒューブナーさんにお会いして建築を案内していただいてお話を伺ったり、たくさんの資料を頂いたりとても勉強させていただきました。

 震災後こどもたちと建築や地域をつくる様々な活動が日本各地で行われるようになりました。自分もヒューブナーさんを目標に、できることをしていきたいと思っています。

Posted by 遠野未来 at 10:40 | ■こどもの家 | comments(0) | trackbacks(0)

■左官は「自由」と「秩序」のはざまにあるもの

・先日行われた「土」と「左官」のセミナーで現代日本の土の建築を代表する建築家の泉幸甫さんがいわれていた言葉。とても心に残っています。


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 「左官は自由」とよくいわれますが、「自由」だけではだめ。

「秩序」と「自由」の両方あってはじめて成り立つ。


 なんでも出来るがゆえに、逆に「秩序」がないと成り立たない・・・少なくとも美しくはならないとも言えます。


 セミナーでご紹介された泉さんの建築も「土」の壁と光、そして影がとても印象的でした。


 左官の「自由」の中のどこに「秩序」を見つけていくか・・・自分のこれからの課題としていきたいと思います。


Posted by 遠野未来 at 18:04 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

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