盛況に終了しました。皆様に心から感謝申し上げます。
建築家 グルノーブル大 土建築研究所クラテール教授 ジャン=マリー・ルティエックさん、
土の装飾芸術家 シルヴィ・ウイーラーさん、左官の松木憲司さん。
3人のパネラーによる土建築への熱い思いは、ご参加された方にきっと伝わったことと思います。
「これからの時代, 土の建築ができること」という問いかけに、
「 何でもできる。」
と力強くお答えされた、ジャン=マリーさんのひとことに非常に勇気付けられました。
そのために
「その場所の人、土や素材、技術、その場所に適した構造」を使うこと。
建主・設計者・左官さん・研究者・学生・こども・・・建築をつくる皆がつながっていくこと。
さらに建築だけでなく、農・食・土木・・・他の分野ともつながっていくこと。
土の建築は古いものではなく、今が「旬」であり、今こそ皆で取り組むべきこと。
その可能性と方法は無限にある。
「これからの日本での可能性として」
日本は幸い伝統的左官技術が残っている。一方時代の流れで「絶滅」の危惧にもある。・・・
その両方の間で土の建築を残し、発展させていくよう皆で力を合わせること。
それらを強く感じ、心に大きく響くシンポジウムとなりました。
おそらく今回をきっかけに日本の土の建築の「何か」が変わっていくと思います。
そう思わせる素晴らしい会でした。
パネラーとご参加いただいた皆様、JIA住宅部会、日本左官会議の皆様、素晴らしい通訳をしていただいた樋口ルモアンヌ明子さん、鈴木晋作さん、スタッフの皆様・・・心からお礼申し上げます。
これからみなさまと土の建築づくりにご一緒させていただくのを心から楽しみにしています。
今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。
遠野 未来
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※11/3に時間と内容を拡大して名古屋でも開催されます。
ご都合がつきます方はぜひどうぞ。
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Posted by 遠野未来 at 12:53 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)