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■もりのいえ R屋根断面模型

●今回の建物は南側にゆるやかな曲面を描きますが、その確認のため断面を輪切りにした模型をつくりました。

IMG_7942.jpg この屋根は構造的にも屋根を一つの曲面の「シェル」という考えでできています。

北側は同心円ですが、南側に47本の異なる形状の垂木がかかります。

 

 寸法はCADで出せますが、実際きれいな曲面ができるか......ここから先は、神のみぞ知るで実際につくる大工さんにお願いする身です。

 

この現場の刻みが始まって休めていないという棟梁の小林さん、

 

身体を壊さずにどうぞよろしくお願いします。

 

 

Posted by 遠野未来 at 19:03 | ■Shell House/もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

■もりのいえ 軒先 原寸模型

●工程は基礎工事が終わり、いよいよ建て方に向かっています。

その木の刻みの間に様々な納まりを最終決定しなければならず、詳細の最終検討を行っています。

 

一番ポイントになるのは3次元にカーブして壁から屋根に向かう軒の納まりです。

雨が中に入りにくいよう2段にしてはと原寸で検討しています。

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 明日の工務店さんと打ち合わせに向け、原寸図や原寸模型で検討中です。

 

 

Posted by 遠野未来 at 17:38 | ■Shell House/もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

■土壁下地・・・竹かごの小舞

●現在工事中のもりのいえで細かい曲線が必要になる開口部の下地は、竹細工の職人さんに竹でつくっていただいたら・・・と考えています。

 

というのは以前、長野県伊那市の現場で養蚕(ようさん)のかごを使って土壁をつくったことがあり、十分使えたからです。

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 竹小舞の掻き方は全国様々な特色があり、そこが面白いところです。

その強度の研究をされている方の日本建築学会の発表を伺ったことがありますが、多少の違いはあれど

「小舞の方法で土壁の強度はあまり変わらない」・・・という印象でした。

むしろ土の強度のほうが大きな要因なのではと思われます。

 

 私としては、強度や安全性に問題がなければ

 

「その場にある材料をできるだけ使って」

 

 住まいをつくりたいと思っています。

 

 

Posted by 遠野未来 at 09:14 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

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