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■未来通信 2015.01.19 

● 遠野未来建築事務所活動記録 2015.1/12-18

 先週は設計監理実務とともに去年秋から準備していた LIXILセミナールームでの「現代の土の家を考える」セミナーを行いました。

 講師をしていただいた建築家の金田正夫さん、伊藤寛さんの「土と建築」に対する熱い思いに、自分でも想像以上に心が大きく動かされ、自分の中の大きなスイッチが入りました。今後の仕事の展開に向け、実りある1週間でした。

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■ 雄勝 露天風呂  

 浴槽のコックリート躯体工事がもう少しで終了のところまで進み、あと一息。木工事と合わせ次の防水と床、浴槽、腰壁の雄勝石貼りの準備にかかります。

■ もりのいえ PROJECT

 確認検査機関との下打ち合わせを受け、1月中あと2週間で最終仕様決定と1月中に確認申請図をまとめるところまで,最終図を詰めていきます.

■1/17 LIXIL住まいづくりセミナー「現代の土の家を考える ー土壁を見直そうー」

 講師をしていただいた金田さん、伊藤さんにそれぞれ「地球環境・温熱」、「美しさ、心地よさ」という立場から土の家のお話をしていただきました。それぞれ非常に深い内容で、ご参加された方は土の家の無限の可能性を感じられたことと思います。

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・金田正夫さん 

 全国の民家や蔵を周り温熱データを収集し、研究。それを土壁、置屋根など現代の住宅として活かす試み。日本の先人の知恵を後世に残すという思いに執念を感じました。金田さんの研究は今後の日本の土の家を考える上で欠かせないものになるでしょう。 

 強調されていたのは、省資源・手仕事の暮らし方とともに冬の陽だまりの暖かさの考えを活かした土壁の家。空気温度ではなく、土壁の蓄熱による輻射熱をもっと活かせると、土の家が更に広がると期待します。

・伊藤寛さん

 建築家として空間の美しいプロポーションの追求。そしてその骨格を彩る土の壁の光と影による美しさ。それが人間にとって居心地の良い場をつくること。

 土壁はハイコストでもローコストでもできる。特にローコストの時の不要な壁や建具を削ぎ落した空間の力強さに感銘を受けました。

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 お二人共土の家づくりを通した建築家としての思いと気迫が十分伝わる内容で、感銘を受けました。その上で自分がやっている「巣」のようなお二人と全く異なる表現も土にも可能。土の建築の幅広さと可能性を改めて感じました。

 今後は土の家づくりの第一人者 建築家の高橋昌巳さん、小舞土壁研究者の山田宮土理さん方ともご一緒し、更に現代の土の家を設計者、研究者だけでなく学生さん、これから家づくりをされる方にアピールする機会をつくっていきたいと思います。

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■1/19-24 今週の予定

 今週はまとめの段階に入っている「もりのいえ」の実施設計。

軸組の確定と今年から始まる国交省の新たな省エネポイントを受ける前提での温熱計算と窓や断熱材の仕様の確定を行います。

 土の家づくりセミナーに参加された方、またそうでない方も土の家へのご感想、ご質問などぜひお寄せいただければありがたいです。

今週もどうぞよろしくお願いします。

遠野未来

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Posted by 遠野未来 at 08:57 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

■ 未来通信 2015.1/5-1/12

 年も改まり、早くも3週目に入りました。

皆様とともに今年もぜひ良い年にしていきたいと思います。

先週の活動をご紹介させていただきます。


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 先週は仕事初めということで、昨年の振り返り、今年の計画、各方面へのご挨拶からはじまり、実務では「もりのいえ」PROJECTの実施設計と「雄勝 露天風呂」の現場連絡が中心でした。

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■1/6-12 雄勝 露天風呂。

 年明けは昨年から引き続き、浴槽コンクリート躯体と間仕切りの木工事を行っています。寒期に重なり、なかなか進まないことも多いのですが品質と安全を最優先させ、皆様にご満足いただけるよう、施工をお願いしている地元の阿部建築さんと仕事をまとめていきたいと思います。今週はコンクリートや間仕切りが一段落し、浴室周りの竹垣づくりやタイルや防水の準備に入る予定です。


■1/9(金) もりのいえPROJECTの仮工事契約。

 実施設計を1月末を目標に行っていますが、木材の加工と木取りを先に進めるため、工務店さんと建て主さんの間で仮工事契約をし、工事準備をスタートすることにしました。

 今回工事をお願いする寺島工務店さんは長野市で社寺建築と住宅を両方行っている技術力に定評のある工務店さん。今回のシェル型の建物を木造で日本の伝統や在来の軸組を活かしながらどうやってできるかを、1年以上木組みと構造のアドバイスをしていただき、一緒に考えながらやっとここまで来ました。契約前にここまで長期間お付き合いいただくのは異例のことで、心から感謝しています。


 構造事務所と構造的な最後の詰めを行い月末確認申請が出せるところまで進める目標です。模型の木組みから再度内容を詰め、最終的にどのようになるかも含め、ぜひ今後の進行状況を見守っていただければありがたいです。

■1/10(土) アフリカ ベナンPROJECT打ち合わせ。

 アフリカ ベナン出身のゾマホン・スールレレさんが設立したAYINAという組織を核に、アフリカの若者を支援し、アフリカ文化を世界に発信していこうとするPROECT。

 スールさんは日本の大学を出られ日本を拠点に活動をされていますが、日本とアフリカの文化の親和性を感じ、アフリカの特にデザインを日本のデザインと技術の協力を得て世界に発信したいという志を持たれています。これに共感し、自分としても土の建物や家づくりでお力になれればと思っています。今後デザイン学校や交流カフェそして住居のプロトタイプづくりなどが計画されています。


■1/11(日) 古田織部展

 東京銀座松屋で行われている古田織部展に行ってきました。

利休以降のお茶と桃山文化を牽引した織部には以前から興味がありましたが、その世界に触れるのは初めてで、感化されるところが多かったです。

 織部焼といわれる歪んだ茶器もよかったのですが、自分では特に織部設計と言われる「燕庵」を元にした茶室の実物大の展示を見れたのが収穫。

 それを見て、改めて日本建築の軸組と土壁、面と線そして光の構成の美しさに目を奪われました。もちろん実際の茶室で空間を体験するほうが更に多くを感じると思いますが、茶室は小さな空間で全体がどうなっているかがなかなか把握できないもの。少し遠くから見てその空間構成を感じることができてとても有意義なことでした。


 自分はこれま大壁で曲線を使った空間をつくることが多かったのですが、ぜひ一度自分なりに、真壁や面の構成で空間をつくる可能性に挑戦してみたいと思いました。

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■1/13-17 今週の予定

 ・1/17(土)に西新宿リクシルセミナールームで「 現代の土の家を考える -土壁を見直そう-」というセミナーを行います。私はコーディネーターとして、リスペクトする建築家の金田正夫さんと伊藤寛さんと土の家のお話を沢山伺わせていただきます。

 日本建築家協会JIA関東甲信越支部が行っている建て主様向けの家づくりセミナーの一環ですが、土壁に興味のある方でしたら、設計の方、工務店さん、学生さんも含めどなたでも参加出来ます。

お時間ございます方はぜひお越しください。 お申込み、詳細はこちら。

http://www.tonomirai.com/#!2015/c23qd


 ・実務では「雄勝 露天風呂」の現場確認の連絡とともに、「もりのいえ」の構造の確認に検査機関と下打ち合わせをし、最終的な軸組の確定と省エネ基準の最終着地点を決める 建物の設備と仕様の最終検討を行います。

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 寒さが厳しくなりますが、皆様もお身体にお気をつけて。

今週もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Posted by 遠野未来 at 10:51 | ■NEWSLETTER 未来通信 | comments(0) | trackbacks(0)

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