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屋根緑化


 みらいのいえ 屋根緑化案を検討中。

 今日 緑化業者さんにいらしていただき、木造建築での技術・防水の話を聞いた。
今検討中の計画は、屋根をほぼフラットにし、屋根が庭になっているというもの。
勾配がないため防水が心配であったが、今の技術では木造でもアスファフト防水の場合1/50の勾配をとれば、問題ないとのこと。
 最終的にアスファフト防水を使うかどうかは再度検討であるが、技術的にはバルコニーの感覚で「木造でもフラットな緑化屋根を問題なくつくることができる」 のには少し驚いた。
 今は御施主さんに緑化した屋根に上り海を見せてあげたい。・・その一心である。

 いずれにしても、自分ももっと屋根緑化の実例を作り、今後さらに社会にアピールする役が果たせればと思う。

写真: みらいのいえ 屋根緑化案スケッチ
   屋根の庇以外の中央部がへこみ、屋根全体が庭になっている

Posted by 遠野未来 at 01:30 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

木摺 きずり



   

 エコキャビンで今回 採用した杉板の木摺り(キズリ)下地。
それに砂しっくいを塗り、土で中塗りをし、最後 しっくいで仕上げる。
 塗り壁は細かいところ・・・入隅、出隅を丸くしたり、一部壁を土を厚く塗って形を膨らませたり・・・によって全く表情が変わる。本当に不思議で、生き物のようだ。その場で左官さんにイメージを伝え、部分的に自分でもコテを持ってかたちをつくっていく。

 写真はエコキャビンの広間部分のR壁。
 出来上がりが楽しみであるが、現場はもう冬。凍らないか時間との勝負。

 いずれにしてもあと少しで仕上がり。もうひと踏ん張りである。

Posted by 遠野未来 at 09:00 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

エコキャビン仕上げ塗装


エコキャビン仕上塗装がスタート。

 今回リボス社の自然塗料をご提供いただき、早速塗ってみた。
今回は予算もなく、自力での塗装仕上げである。

 自分でも初めてのリボスの全面色づけ。色サンプルをがっこうのスタッフに渡し、この色で・・・と伝えておいた。しかし、今週現場に行くと、ペンキのようにベタ塗りしかもむらだらけ、・・・で見れないほど・・・これは人に見せられない・・・顔面蒼白だった。

 これでははじまらないと、いつもこの塗料で素晴らしい色彩の住宅をつくられている日本バウビオロギー研究会の石川恒夫先生に教えを請う。
 
 この塗料はほんの少し刷毛につけ、出来るだけ伸ばして塗る。
 色を出す時は下に白を一度塗る(木目が見えるよう拭き取る)
 厚く塗ってしまったときは。サンドペーパーでこするかシンナーで拭き取るしかない

 この教えに従い、フロント部分の赤色を再塗装。木目も見え、何とかきれいに塗れて、ほっとした。

 すでに濃く塗った部分は、サンドペーパーで削り、最塗装をする。今回、遠方の現場で全ての工程に立ち会えないので、後はがっこうのスタッフに任せ、仕上げがうまくいくよう祈るのみ。

 






外観の色は赤と黄色の塗り分けである。

Posted by 遠野未来 at 22:46 | - | comments(0) | trackbacks(0)

みんなのいえ


 みらいのいえ=みんなのいえ

 三浦市みらいのいえプロジェクトは、工務店から概算を取ったその後、役所との開発許可申請の事前相談も行いながら2ヶ月近く紆余曲折。先週末御施主さんとお打合せをさせていただき、やっと方針を決めた。

・当初の折れ曲がったプランは、加工手間や防水面積も大きく、やはり通常よりコストアップ要因となる
・がけ地、市街化調整区域ということもあり、敷地周囲の整備にかなり金額がかかり、建物本体の予算もかなり食われる
・折れ曲がった形態や階段にさほどこだわられていない

 その後、これらを考慮し、折れ曲がった案を単純化した「くの字案」と四角い案(矩形案)2案検討していたが、

 お施主様のほうから かたちにこだわるのではなく、家のイメージが「みんなのいえ」というコンセプトが出され、それなら矩形案でもいける・・・と 方針を決めた。

 「みんなのいえ」は人・家族・土地・地域・素材・・・それらとつながる家  という意味で、個に閉じる現代の家へのアンチテーゼで、自分の家神田SUのオープン・ネストというテーマにもつながる大きなテーマで、目からうろこである。

 今後「みんなのいえ」にふさわしい、家型や大きな屋根をさらにスタディし、最終案として実施設計に進みたい。前進あるのみ。
 

 写真: みらいのいえのスタディモデル。矩形案に決め、再スタート

 


Posted by 遠野未来 at 02:42 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

第48回日本クラフト展 審査


 今日、自分が招待審査委員として参加させていただいた 社団法人 日本クラフトデザイン協会主催、第48回日本クラフト展の審査があった。
 
 今年のテーマが「エコを楽しむ」ということと、自分の作品にクラフト的なものを感じてくださって招待審査委員としてお声がけいただいたとのこと。クラフト界の大御所の先生方に混ざり、丸一日かけて各賞の選定が行われた。その中で自分の大きな仕事は200点もの入賞作から、自分の名前を冠した賞を1点選ぶということであった。

 展覧会の審査委員というのは初めてで、特にこの展覧会はカタログで過去の作品を拝見してとてもレベルが高く、かなり1点選ぶのは迷うだろうと考えていたが、場内をぱっと見てすぐに決まった。正式発表前なので詳しい内容は控えるが、若い女性による朽ちた葉のようなかたちをした鋳造と鍛金を使った作品である。

 他の入賞作と比べて明らかに異質で、クラフトというよりはアートに近いこと、荒削りであること、そして何よりバロック的ともいえるその朽ちてゆくようなそのかたちが、こぎれいな現代の表現のなかで抜群の生命力を持って、こちらに訴えかけてきたからである。
 この作品をこれからのクラフトのあり方として認めるべきかどうか審査委員の中で議論があり、大きな賞には選ばれなかったが、最終的に自分が個人賞を出すことで決着。これをきっかけに今後の製作の励みにしてもらえたらと思う。

 自分がクリエーターとして尊敬するコム・デ・ギャルソンの川久保玲さんがデビュー時につくった「穴のあいた服」も連想させ、これから世に訴えかけていこうとする意気を感じた。そうあらねば・・・と自分のものづくりのとしてのスタートを振り返ることもでき、今日はこの作品に出会えてとても幸せな一日だった。

 展示は来年1/4から東京駅前 丸ビルにて。
 ご興味ある方は、是非足を運んでみていただきたい。



 






Posted by 遠野未来 at 00:49 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

リフォーム相談会のお知らせ
 来る11/15(土) 12:00-17:00 リフォーム相談会&セミナーを行います。

 日ごろリフォームをお考えの皆様、ご興味ございます方、是非お越し下さい。
無料ですので、お気軽にどうぞ。

講師:遠野未来(建築家 遠野未来建築事務所)
セミナー:11/15 13:30-14:30
テーマ:自然素材のいえづくり
場所: 株式会社 山口建設 「ギャラリー絆」
     東京都練馬区豊玉北4-13-11
TEL 0120-03-1205
URL http://www.k-yamaken.com

Posted by 遠野未来 at 18:45 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

石膏ボードと硫化水素
 先日、「石膏ボードは土に還せない素材なので、使うのは好ましくない。」とこのBLOGに書いたが、今週 あるホテルの地下から硫化水素が漏れて、その管理を問われ、元社長が逮捕される事件が起きた。

 自分も含め、この問題に目をつぶりすぎたのだと思う。

 今回のエコキャビンでは使わないことにしたが、石膏ボードは建築内装材料として幅広く用いられ、現在の建築の工事の中で使わないことは、潤沢な予算がない限りかなり難しい。塗り壁の下地としてはこれに代わる他の高価でない下地材はないのではないか・・・
 エコキャビンで使った木摺(キズリ)にしても、大工手間がかかり、何重にも塗り重ね、ネットを伏せこんだりしないと塗り壁の割れの心配がある。

 石膏ボードには約21%に相当する 結晶水が含まれ、それが耐火性に大きく寄与している。近年 廃石膏ボードが廃棄物処理場の地下水に生息する硫酸塩還元細菌と反応して 硫化水素を発生し、環境上の問題となっているが、実際こういう事件が起きるとは・・・自分も危険性に関して無頓着だったと反省する。

 今設計している 「みらいのいえ」も コストの関係で 内装の壁は石膏ボードもやむをえない・・・とも考えていたが、再考が必要である。

 




Posted by 遠野未来 at 18:29 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

Vectorworksセミナー


 10/28 テコデザイン代表 柴田 映司 氏によるA&A主催による Vectorworksセミナー
「VectorWorksにおける3Dビジュアライゼーションのデザイン手法」に参加。
とても刺激になった。

 1時間の短時間ながら3D動画プレゼンあり、3Dの操作あり・・・と有意義なセミナーだった。柴田氏はVectorWorksを使い、有機的な自由な曲線を用いて建築からプロダクト・家具デザインまでされている。その本も出版され、とても興味を持たせていただいていた。海外からのオファーもあるという。

 自分ももっと彼のように3Dで自由に曲線を使ってデザインし、もっといろいろなところで発表したいと思う。
 海外での活動は自分の長年の夢。すぐにでもスタートしなければ。


Posted by 遠野未来 at 09:43 | - | comments(0) | trackbacks(0)

LED照明






 エコキャビンの照明計画。先日現場でサンプルによる照明実験を行った。

 自分はこれまで電磁波の問題(蛍光灯は近い距離では電磁波が危険)と、光のやわらかさから白熱灯を使い、蛍光灯は間接照明に電球色を使うのみ・・・という白熱派だったが、今後地球温暖化・省エネの流れから白熱灯は徐々に生産されなくなる見込み。東芝は(確か)2010年に白熱球の生産を中止する と宣言し、話題になった。

 そこで建築界上げてLED照明の可能性に注目が集まっている。
今回すべて太陽光で電気をまかなうことを考慮し、消費電力の少ないLEDを使うことは、当初から計画されていた。ただし、厳しいのはコスト。1ヶ数百円で変える電球が、2万位する・・・・

 結局今年は仮に蛍光灯のペンダント(吊り下げ式照明)やスポットをつけ、
来年春、+アルファの予算が出てから、LEDに変えることに。いずれにしても全面LED照明を使うことが出来そうでほっとしている。

 そのLED照明の現場実験だが、LEDは光が狭い角度(狭角)のものが多く、かたい印象を受けるが、照度はこの狭い空間に関しては明るすぎるほどある。
 現在、梁の上と壁の下にライン状のLEDを間接照明として入れようと考えているが、調光が出来ないこともあり、明るすぎるかもしれない・・・、基盤の上に電球が載っているため蛍光灯のように、全方向に光が行かず、置き方によってはある方向に影が出る。
 
 ただ、狭いスペースでも熱を気にせず建築と一体となった照明計画が出来るのはとても魅力的。実験してみても雰囲気も悪くない・・・

 LEDの照明器具がつく日を心待ちにしよう。





Posted by 遠野未来 at 08:38 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

内部曲面壁づくり






 エコキャビン内部曲面壁の下地が最終段階を迎えている。

 つくり方として簡単なのは曲面用石膏ボードを使うやり方だが、石膏ボードは土に還るかというと難しい。「土に還せない」というのが現在の環境を考えた建築の共通認識となっている。そこで今回は、下地として昔ながらの木摺り(キズリ)という、杉の小板にしっくいと土を塗り重ねる方法を採用した。代替わりしている地元葛巻の左官さんは「やったことがないので、割れても補償できない」としり込みし、自分も青年部に入っている日本左官組合連合会から近くの二戸町の奥清左官さんをご紹介頂き、やっていただくことになった。

 全体的に感じは出ているものの、曲面はなかなか大工さんに寸法で伝えるのは難しく、残念ながら想定とちがったかたちが何箇所もあった。
 
 これは自分で下地を直さねば・・・今までの経験上想定済み。
 曲面はその本人しか意図やバランスがわからない。自分でつくるしかない部分である。
適当にやっているようで、実際は模型もつくり、かなり繊細にバランスを考えている。

 最後、エコキャビンの見せ場となるこの空間がどうなるか・・・来週直し、11月頭から内部も左官の塗りに入る。



 

 



Posted by 遠野未来 at 17:25 | ■設計・現場 | comments(2) | trackbacks(0)

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