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■新規リフォーム初回打ちあわせ
●現在、リフォーム物件がいくつか進行中

 先日の浦安のマンションに続き、木造とRCのリフォームの設計を行っている。
今日はRC物件の第1回目の打ちあわせ。

 何度現場を経験しても、やはり初めて御施主さんにお会いする時は緊張する。
これまでの作品の紹介なども、もっと上手く出来なければと思う。

 出来れば、設計者として自分に対しては「先生」という言い方をやめ、「・・・さん」付けで読んでほしい。実際偉くもないし、自分の責任の仕事をしているだけ。自分がお世話になった建築家の方も絶対「先生」という言い方をさせなかった。「そういう人に限って陰で見下している・・・」といういいかたも遠からずある。
 
 リフォームは新築と違い、住宅の場合すでにそこに住まれているお客さまの生活の中入り込んで、それをアレンジし、不満な部分を直してあげる仕事。医者のように・・・

 たとえ規模・予算が大きくなくともお客様の財産やいのちを預かり、かたちにする仕事には代わりがない。どんなに個人の小さな仕事であっても、その仕事には社会性があり、それを 社会にアピールすること ・・・それが建築家の役割だと思う。

 それを忘れず、いただいた一つ一つの仕事を積み上げていきたい。

Posted by 遠野未来 at 00:03 | ■リフォーム | comments(0) | trackbacks(0)

■ザハ・ハディドの建築


●イギリスの建築家 ザハ・ハディド デザインのブティック「ニール・バレット」見学。 
自分の思いを述べさせていただくと・・・

 ザハは何を隠そう、自分が建築の勉強を始めて、初めて好きになった建築家。とても思い入れのある人である。もう20年以上前のこと。
 
 イラク・バクダット生まれでイギリスで活躍する女性建築家というだけでも当時珍しかったが、そのロシア・アヴァンギャルドをモチーフにしたデザインの余りのかっこよさに、衝撃受けた。当時はその手描きの魅力的なドローイングが中心で、直角がないその先鋭的な建物が実際に建つとは余り思われていなかった。

・・・しかし、時は流れ、建築界にもコンピューターや3Dの波が訪れ、彼女のデザインした建物がここ10年ほど世界中のあちこちで建つようになった。仕事としても大成功し、いまやその事務所は200人以上の大所帯だと聞く。正しく隔世の感がある。彼女はどこかでアナログからデジタルへの乗り換えに成功したのだ。
 そして最近の彼女のトレードマークが直線を廃した曲線による3Dデザイン。元来曲線を使うのも上手かったが、より一層有機的で優美な曲線のデザインの建物を実現させている。今回の「ニール・バレット」もそう。
  
 学校を卒業して20年以上・・・自分も手づくりでいろいろな空間をつくってきた。
ザハと今の自分の立脚点の違いは?・・・・場所  である。

 ザハのデザインは今もとても素敵だが、今の自分には残念ながらその場所から生まれた必然性がないように思われる。コンピューターでどんな複雑な形ができるようになっても、その場にある必然性が感じられなければ、単なるデザインかオブジェでしかない。あるいはスタイルやファッションになってしまう。・・・
 
 ここ10年以上、地場の人や素材・土壁・・・など、その土地の人と一緒になって、米粒のような規模ではあるが、そこにしかできない建物をつくろうとしてきた。そんな自分から見ると、どうしてもそう感じてしまう。

 自分は その土地でしか出来ないもの をつくりたい。



Posted by 遠野未来 at 13:46 | - | comments(0) | trackbacks(0)

■魂を現場に置いて来い


●三浦の家工務店選び

 昨日すごい方たちとの出会いがあった。彼らの名は 楽居(らっきょ)

 鎌倉を拠点に伝統工法をベースに木造住宅をつくっている大工集団。事前にお会いしていたが、昨日は御施主さんを交えての顔合わせ、そして鎌倉にある事例を見学させていただいた。それを見た瞬間、背筋の震えが止まらいくらい感銘を受けた。実は少し泣いてしまった。

 伝統工法をベースにした木組みの美しさ、四角いのに角が丸い塗壁の外壁、古材の梁を再利用した上がり框(!)、入口の太鼓梁、耳つき厚板の階段、全開口木製サッシュ・・・これらの技はもちろんのこと、家作りに対する根本的な真摯な姿勢、仕事の丁寧さ、御施主さんとの一生付き合おうとする姿勢、家族や家に対する思い・・・それらが全て伝わってきて胸を打たれた。

 家をつくるとは単なる箱を作ることではない。
その家族みんなの人生をつくっていく場 である。
そんな場がカタログから選んだ、既製品の寄せ集めで出来ていたら、自分はさびしいと思う。
 一度限りの人生。設計者としてそれに見合う場を手づくりでつくるお力になれれば・・・

 そういったお話を楽居さんと今回の御施主さんとしながら、意気投合を感じていたら出てきたのが楽居の三浦棟梁の冒頭のせりふ。 自分は若い大工に 
「魂を現場に置いて来い」 「その意気で仕事をしろ」 と指導していると。

 ここまで言える職人さんが今どれだけいるのだろうか?

 彼らに是非三浦の仕事をお願いしたいと、御施主さんと決め、どこまで出来るか内容をつめていくことに。
是非彼らの手でこの家が実現することを祈っている。


 写真:楽居施工の鎌倉の家 四方差しの柱と梁の木組み

 


 

 

Posted by 遠野未来 at 08:15 | ■みらいのいえ  | comments(0) | trackbacks(0)

■工務店選び
●三浦の家 工務店選びが最終局面

 今日も1社お会いし、明日2社にお会いして最終決定の予定。

一生お付き合いできる方が見つかることを祈っている。

 

Posted by 遠野未来 at 20:36 | ■みらいのいえ  | comments(0) | trackbacks(0)

■インターン


インターン生研修中

 現在、事務所に教えている前橋工科大3年生の阿部君がきて、3月中の3週間インターン研修を行っている。前橋から東京のウイークリーアパートを借りての自主的な研修。
この事務所は若い学生たちがよく出入りし、模型作りやCGなどの作業を手伝ってくれて成り立っている。
 昨年度は千葉大の大学院の生徒たちが研修に来てくれたが、学校の制度でもなく、自主的にアパートまで借りての研修は珍しい。まずその意気込みを買う。

 思えば自分も若い時の日本の建築家のアトリエ事務所、スペイン バルセロナのエンリック・ミラーレス事務所・・・と無給で泥のようになって仕事をさせていただき、少しず
つ仕事を覚えたもの。CADもない遠い昔のことであるが、

「自分の手で何かをつくりたい」 という一心で夢を見ていた幸せな時代だったと思う。

 自分が若い時あこがれた何人かの建築家に対する想いと同じ気持ちを持って、若い人が自分のことを見ている・・・ それに対する責任感・・・
 何かを得るきっかけになってもらえればと いう思いと自分の背筋も正さなければ、もっと仕事を社会にアピールしてみんなの気持ちも形にしていきたい という思い・・・

  がんばるしかない  
 

写真:インターン生による最終製作中の三浦の家の模型

 

 


Posted by 遠野未来 at 09:41 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

■はっかけ の結果




●浦安リフォームはっかけ納まりの結果報告

 以前、ご紹介した浦安の物件の枠回りの納まり「はっかけ」。出来た写真を見ると壁がすっきりした印象に感じると思うが、その理由が今回こだわった枠回り。 枠を3mmほど残し、45度にカットし、そこまでしっくいを塗りこむ。枠が正面側からはほとんど見えないためすっきり見える。
比較的よく出来たが、枠を残す部分の形状をもう少し工夫しないと塗り材がうまく見切れないことが分かり、今後の課題に。

 今回の間接照明の入った開口部を明けるとその奥に元のサッシュが。ここに植栽をおけば、  

部屋の中の坪庭に?

Posted by 遠野未来 at 03:27 | ■リフォーム | comments(0) | trackbacks(0)

■ひとはみな芸術家


●浦安マンション ダイニング・キッチンリフォーム
 
 先週末 3/7.8に内覧会が行われ、マンションでリフォームを検討されている方を中心に30組以上の方がお越しになった。

 今回私が関わらせていただいたのは、1世帯全体の中の北側の部屋 約8畳のダイニングキッチンのみ。今回のリフォームのメイン・スペースとしてオーナーの方がそこにデザイナーをいれ、空間をがらりと変えたいとのご要望からスタートした。

 今回はマンション全体のメンテナンス工事にあわせて行われ、最初の相談から引渡しまで約40日と時間がない中で、何とか形にすることができてほっとしている。

 仕上りは、写真のようになんともなまめかしい柔らかな空間。自分でもかなり感じが出たのでは・・・と思っている。室内にある既存の大きな梁と天井をつなげ、一体化し、窓際には間接照明を入れたしっくいの空間。

 約8畳の空間にアールの天井となると圧迫感が出ないか・・・そこが一番心配だったが、アールをやや小さめにしたら全体がなじむようにしっくりいった。





 私は曲線を使った空間をつくることが多いが、ごり押しでつくっているのではない。曲線の形に関してはかなりオーナーさんにお聞きし、その意見が入っている。今回の奥様もそう。
 
 現場で型を作り、形をつくり始めると毎日気にされて現場を訪れ、「ここはちょっと重い感じがするので、もう少し削って。」「ここは少し下がって見えるから、上げて・・・」「Rをもっと小さく・・・」など、細かくご指示。
 そこまでこだわりがあったことに少し驚いたが、曲線はその人の感性だけの勝負。おそらく人は曲線の空間をつくるはじめると、当初は目立たなかった 芸術家気質 に火がつき、この方が好き・・・という本性が現れるのだろう。日常生活ではなかなかそういう機会はないと思う。

 その試行錯誤の結果、オーナーさんにとても喜んでいただける空間ができた。今回の局面の天井のもうひとつの効果として、曲面がつき低くなった梁のほうからキッチンを眺めると、 逆側が天井が高く見え、奥行きが感じられる   という効果があることに気ついた。このあたりが実際の空間の面白いところ。体験しないとわからない。幸い非常にご満足いただける空間をつくることができた。

 見学会では「隠れ家」、「イタリアンレストランのよう」、「(お子さんが)オレここ好き・・・」との声も・・・







 この場をお借りして、こちらの細かい要望に一つ一つこたえてくださった大工の鈴木さんと、左官の松本元意さんに感謝を申し上げたい。どうもありがとうございました。

 写真: 浦安DKリフォーム
ポリカーボのふすまの上のルーバーはエアコンと収納。ルーバーは可動式で天袋になり、押入れの上が収納スペースとなっている。

Posted by 遠野未来 at 12:00 | ■リフォーム | comments(0) | trackbacks(0)

■リフォーム内覧会のご案内
●本日 3/8 浦安マンション・リフォーム内覧会+リフォーム相談会を行います

 急なご案内で恐縮ですが、お時間がございますかたは是非お越し下さい。
私も午後は会場にいます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

・日時 3/7,8 10:00-17:00
・問い合わせ メイカイ株式会社 
・千葉県浦安市日の出1-3海風の街7-103 
        JR 新浦安駅徒歩8分
・TEL 047-306-4488 担当 橋本

遠野未来

Posted by 遠野未来 at 09:22 | ■リフォーム | comments(0) | trackbacks(0)

■浦安リフォーム内覧会






 ●今日 浦安のマンション・リフォーム内覧会開催

 今回のテーマは「北側の暗くて寒い部屋をいかに明るく暖かい場にできるか」であった。既存アルミサッシュ窓の内側に木枠のポリカーボ板をいれ、さらにその上下に間接照明を組み込み光窓とする。その窓を梁をアーチ状にした天井ガ包む・・・という構成。
 
 内覧会の当日まで塗装が残り、今日オーナーさんに初めてできた状態を見ていただいた。娘さんと訪れたオーナーNさんは、娘さんと共に細かい部分を一つ一つ確かめながら「すごい!」を連発。
 最後に「大満足です!」とおっしゃってくださり、こちらもとてもうれしかった。こんなにストレートに喜んでくださった御施主さんは始めてかもしれない。

 ここは実質8畳しかない。梁をRにして圧迫感が出ないか、それだけが気がかりで曲線を何度もやりなおして慎重に決めたが、何とか納まり、特に圧迫感もないようだ。

 今回特に思ったのは 人はみな芸術家    ということ

 この曲線づくりに際し、奥様の(いい意味での)意外なこだわりにこちらも少し驚いた。 その様子を次回に。

Posted by 遠野未来 at 22:06 | ■リフォーム | comments(0) | trackbacks(0)

■三浦航空写真


●三浦海岸航空写真の美しさにびっくり!

 今日県庁に三浦の航空写真を取りに行き、カラーのものを見て、その美しさに驚いた。
まさしく現代アートのよう。棚田と畑、水路のモザイク模様と有機的な曲線のランドスケープ・・・ここの環境を守ろうというのに納得。

 今設計しているのはこの風景の中の点のような一軒の家。
だがそこに全てにつながる宇宙がある。それを忘れないようにしたい。

Posted by 遠野未来 at 20:26 | ■みらいのいえ  | comments(0) | trackbacks(0)

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