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天国への階段 




 昨日29日丸一日かけて、三浦の家の施主Aさんと年内最後の打合せ。

 今回緑化計画をお願いしているパーマカルチャー・デザイナーの河野究一郎さんとご自宅に伺う。河野さんは以前から何回か各地の小さな緑化プロジェクトで仕事をしており、今回も現場近くの三浦修道院で植栽計画の経験があり、お願いすることに。

 前半は河野さんの緑化計画のお話。
今回の敷地は「風致地区」という地区で、景観保全のため事前に役所に敷地面積の20%を緑化するという緑化計画と建物の色彩計画を提出しなければならない。
 幸い既存の木が多く、建物が建つ位置の木を何本か移植するだけで法規的な緑化本数はクリア。今回は建物が建ってから全体で600坪ある敷地に果樹を植えたり畑にしたりする予定。当初からパーマカルチャーの考え方も取り入れながら全体のプランニングを行ってきた。奥様が天然酵母のパンを焼かれているので、その酵母が取れる何の木を植えようか・・・と 話が弾む。

 後半は前回の模型を直したものを見ながら、建物の打ち合わせ。特に現在つめている矩計の高さ方向と木の組み方の方針を確認する。
 草屋根(=天国)の上に登る階段の出入りをどうするか?
 今回全体の切屋根を全面緑化し、さらにその北側をほぼフラットにして海が見え、寝転がれる平らな草屋根の計画をしているが、その下部分の天井高さを採ると建物全体の高さがどんどん上がり、2Fが重くなるため外観のバランスが崩れる・・・
 下の部屋は寝室なので天井高さ2400mmはいらないので、建物の妻側の三角の部分から出入りしたい とのご要望。

 実際それで登れるか事務所に戻り、木の板を置いて試してみた。中央で700mmあればくぐれそう。それで全体の高さを当たると下の部屋の天井高さが2240mmほど。
高くはないが寝室としては使えなくはない。・・この方向で寸法をつめる。

 年の瀬だが、年明け実施設計を進めるために、この矩計は何とかして終わらせたい。
 帰り際、来年いい建物をつくることを約束し、Aさんと別れる。

 「夢を形に出来るようがんばりますので、来年もどうぞよろしくお願いします。」


 



Posted by 遠野未来 at 11:04 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

煙突
 

 年末エコキャビンに薪ストーブと煙突がやっとつき、ひと段落。

 外観の中央に突き出た煙突は当初、中からハシゴで屋根に登るために想定されたもの。
途中から実際の煙突として使用することになり、高さが当初の計画より高くなった。

 この煙突は建物の屋根の換気塔としての役割も兼ね、上部から屋根と壁の通気が抜けるよう計画されている。さらに南北側に窓がつき、採光と換気がそこでもとれる。

 校庭側のFIXの窓は設計当初からの自分のこだわり。夜周りが暗くなった時に煙突の上の窓から暖かな灯りがもれる・・・
中のピンクの壁もずいぶん色が薄くなり、感じが出てきた。年明けに実際見るのが楽しみ

 森風も今日から冬季休業とのこと。
スタッフの皆さん、工事のお世話お疲れ様でした。
心から感謝します。エコキャビンが実際稼動する2009年が、がっこうにとっていい年になりますように!

Posted by 遠野未来 at 12:59 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

薪ストーブ


 エコキャビンについに薪ストーブが入りました!

 今年一番の寒さだった昨日、おそらく現地は零下10度以下にはなっているはず。
とても温かそうな火ですね。日本でこれしかないという薪ストーブでの床暖も楽しみです。
うまくいくことを祈って・・・

Posted by 遠野未来 at 07:24 | ■設計・現場 | comments(2) | trackbacks(0)

構造打ち合わせ


12/25 「みらいのいえ」の構造をお願いしている増田建築構造事務所で構造の打ち合わせ。木構造の木組みの方針と現時点での検討事項の洗い出しを行う。

 増田事務所主催の増田一真先生は木構造の大家でNPO伝統木構造の会 の主催もされ、
日本における伝統木構造建築の復興活動の中心人物。今回ご縁があって構造を見ていただけることになり、とても有難く思っている。

 今回の建物は当初の「くの字」が折れ曲がった案からご覧いただいており、四角い形になった最終案はかなり構造的に簡単になったと思っていたが、「構造的になかなか複雑な形状」と担当者の江藤さんのお話。

 軒の出が大きい(1200mm)一部フラットな部分のある切妻緑化屋根、現存する民家の柱・曲がり梁の再利用、内部にRの土壁・・・

 このあたりが構造計画のポイント 

 緑化するため屋根荷重が大きいので、部材は大きくなりそうであるが、木組みの方針は見えてきた。年明け細かい計算をしていただき、詳細をつめる。

 図:緑化屋根 構造と排水計画の検討図


Posted by 遠野未来 at 16:05 | - | comments(0) | trackbacks(0)

エコキャビン しっくい仕上げ 浴室ガラス枠






 エコキャビン工事 年の瀬に最後の「まくり」。

 内部のピンクのしっくいが乾いていい感じになってきた。
 そして、何とか話がまとまり浴室のガラス屋根が実現することに!。
しかも断熱性最上級のLOW−Eペアガラスで。とにかくそこは実現させる、というがっこうの悲願達成の意気込みを感じた。ただし、予算の関係で浴室のとなりの温室部分の屋根は透明ポリカ波板にすることになった。ただしそこも外観からの見た目上はガラスの壁になるので、それでよしとする。

 今日は待ちに待った 床暖つき薪ストーブの設置。まちどおしい。



 

Posted by 遠野未来 at 09:11 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

かしわのいえ


 


 千葉県南柏にある戸建て住宅のリフォームプロジェクト。
いくつかの案のうちの一つ。
 
 既存キッチンの向きを変えてオープンとし、四角い部屋の角と中央にRの格子壁をつくり、部屋をやわらかく囲む。周囲の格子と天井に照明が組み込まれ、人を包む案。
 
 現在検討中。

Posted by 遠野未来 at 18:39 | - | comments(0) | trackbacks(0)

厨房、スタディコーナー
  

 みらいのいえ の中心となる厨房とスタディコーナーのインテリア。
1/20の模型を作成し、昨日御施主さんと半日検討を行う。

 棚をたくさんつくれば収納が多くとれていいが、圧迫感が出る。模型を使うとそれが一目見て分かる。棚の使い勝手も考えながら、何を入れるか細かい寸法をあたりながらの細かい検討。このあたりは奥様のご意見をうかがう最重要ポイント。

 こうして一つ一つ家が手づくりで出来ていく。夢がかたちになってゆく場に立ち会えるのはわくわくするほど楽しい。

 一方先日の地盤調査の結果が出た。
 通常の基礎で建てられなくはないが、不同沈下のおそれがあり、あまり良くないと判断。ここはお金をかけても安全に柱状地盤改良をして、地盤補償も付けようと決定。それと共に、敷地が透水性が悪い粘性の高い土だとも分かり先日の雨水を敷地に浸透させる案も振リ出しに・・・・再度役所との交渉である。
 
 市街化調整区域に家を建てるのはなかなか手ごわい。

Posted by 遠野未来 at 23:11 | - | comments(0) | trackbacks(0)

矩計 かなばかり
 今日は明日の「みらいのいえ」の打ち合わせに向け、一日、昨日の続き「矩計図」を起こす。

 矩計図(かなばかりず)とは 建築の高さ方向の寸法・プロポーション・納まり・仕様を示した図で、建築の精度を決定する,設計で一番重要な図面。通常1/20程度で描かれる。この図がその建築の全てといってもよい。
 
 今回は、緑化屋根の取り合い木組みをどう見せるかがポイント。木の組み方と部材寸法を構造とつめて確定しながらの作業。もう少し時間がかりそう・・・急がなければ・・・

 スタディ・コーナーの模型はほぼ完成。自分はじめてこのスペースの感じがつかめた。使い勝手は明日御施主さんと検討するとして、なかなか密度のある空間になりそうだ。

 やはり、建築は模型を作らないとだめだ。これは自分のポリシー。
出来てからでは遅い。

Posted by 遠野未来 at 01:04 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

草屋根打合せ 内部模型づくり


 みらいのいえ の草屋根を緑化業者と打ち合わせ。

 進行している構造計算と平行し、屋根の木組みの方法や寸法・勾配の検討を行う。
今回一部フラットに近い屋根の部分があり、その水仕舞を中心とした高さ寸法の納め方がポイント。矩計を起こしながら、寸法を押えてゆく。

 同時に内部の模型作りがスタート。今回の内部のポイントであるダイニング-スタディコーナー−キッチンがオープンかつ落ち着けるスペースとして機能するか・・・この建築の成否を分ける部分。それだけにオーナーのAさんは原寸大で実験したいとも・・・

 やってみましょう!



 

Posted by 遠野未来 at 02:05 | - | comments(0) | trackbacks(0)

法規チェック 雨水浸透計算


 みらいのいえ 実施設計を進行中。

 構造計算と共に窓の採光・換気面積の計算を行う。
ざっと当たったところ問題なさそうでほっとする。敷地が広い場合ので、採光に関して有利だし、建物内の風の抜けは当初から重要課題でかなり検討したので、法規上の最低限の基準は当然クリアである。

 今回 建物を建てる前の一つのハードルが、敷地内に雨水を浸透させることが出来るかどうか、である。

 今回の敷地は市街化調整区域という、景観を守るために県の基準に沿って、建物の建築確認以前に敷地に建物を建ててよいという建築許可を取る必要がある区域。さらにそこは高台にあり、上と下に3m以上のがけを抱えている場所。この敷地内に井戸もあることからすると、元々この場所で水は貴重だったと考えられる。

 通常は敷地に降った水を枡に集め公共の側溝などに流すのであるが、今回は御施主様の希望でその水を敷地内である程度貯め、植物の水遣りや出来ればトイレの中水などに有効利用する「雨水利用」を計画している。

 先日の地盤調査結果も踏まえ、果たしてそれが可能な地盤なのか、周囲の敷地に影響はないのか、どのような浸透枡や貯水槽がいいのか・・・必死で検討中。その雨水をどのように敷地内で処理するかの根拠となる計算式を県に提出しなければ許可が下りない。ここ2ヶ月ほどいろいろな設計者やメーカー、雨水の協会などに内容をききまくり・・・すでにファイルは2冊以上になった。
 その甲斐あって、ようやく何とかいけそうなところまで来ている。結論まであと少しである。

 地盤の問題がない限り、雨水を有効活用することはこれからもっと重要になるはず。
今回の経験を生かせる場がもっとでてくるだろう。


Posted by 遠野未来 at 01:15 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

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