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エコカッコイイ建築


 どうやら「エコ建築は野暮ったい」という認識はすでに過去のものになったようだ。最近の欧米のエコ建築を見ると、洗練されたデザインや色使いが多く、思わずうなってしまうものが多い。(たまにため息も・・・) 

 エコといわれない限り、どこがエコなのか分からないほどセンスのいい現代建築。・・・いや現代建築がようやくエコロジカルな考えを取り入れ、地に足が着いてきたということだろう。 

 それに比べると日本は一部を除いて、まだこれから・・・という感じであろうか。これまでエコ=素朴が主流であった。建物に色を使うことも控えめだし、木は木のまま、屋根を緑化した建築も草ぼうぼうが一番良い・・・という感じで素朴に使うことが多い。しかし近年素晴らしいデザインのエコ建築が少しずつ見られるようになってきたのは嬉しい。屋根や壁面の緑化もとって付けた感じではなく、自然にデザインに溶け込むようにつくられるようになってきた。

 日本の民家はパッシブ建築の原型的な要素が多く含まれ、日本はパッシブ先進国でもある。日本型のパッシブ建築やエコ建築を作れるかは、今後の我々の課題である。

 その中で既存の古い日本の住宅をどう改装し、どうエコ建築にしていくか・・・・そこでポイントになるのが土壁でできた既存の古い住宅の断熱性の強化だ。
 
 土壁と断熱に関して、今年のエコキャビンでやった事例も踏まえ、何回か書いてみようと思う。

 写真:eco ARCHITECTURE ueban style (publish by evergren)より

Posted by 遠野未来 at 09:24 | - | comments(0) | trackbacks(0)

パッシブ建築と土壁


 現在計画中の みらいのいえ で改めてパッシブ「建築と土壁」について考えている。

 これまでも土壁の蓄熱性を居住性に生かせないか・・・と計画したことはあったが、窓が小さく集熱量が不足だったり、内部の土壁にうまく陽が当たらなかったり・・・となかなかうまくいかなかった。それもエネルギーより、デザインと雰囲気重視だった自分を反省している。

 パッシブシステムの定義は一般に「建物に流れる熱を特別な機械装置を用いずに、輻射、対流、伝道によって自然に行い、建物自体の性能によって熱の流れをコントロールすることによって暖房、冷房の効果を得る」とされる。(自然エネルギー使用のためのパッシブ建築設計手法辞典「彰国社」より)。深い軒、土間、上部の煙抜き窓など日本の民家も先人の知恵で同じ原理にのっとっている。

 内部にガラスを通し直射日光が当たるがあればそこに蓄熱し、冬の夜間その放熱で部屋を暖かくすることができる。今回の内部の土壁もその効果を狙っている。
前掲書によると蓄熱体の厚さは「土壁の場合20〜35cm以上がよいとされている」とある
。それは日本の土壁では蔵の壁の厚み。

 その厚みを土壁で作るなら、塗り壁では蔵のように何層にも土を積み、塗り重ねるか、版築(土をつき固めて作る工法)か日干し煉瓦積みか・・・しかない。実際性を時間と手間を考え考慮すべき時・・・

 写真:みらいのいえ 内部模型 :テクスチャーのついているRの壁が土壁予定部分

Posted by 遠野未来 at 22:03 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

初雪 




 エコキャビンのある岩手県葛巻町はこの数日の寒波で、今年はじめての本格的な雪。

 竣工した春からこのときが来るのを覚悟していたが、あっという間の半年だった。
校庭側の木の赤い色と薄い黄色しっくいもきれいに塗れ、ずいぶん感じが出てきた。

 内部のしっくいは来年までお預けになりそうだが、懸念していた温室と浴室のガラスの屋根と壁が何とか資金的なめどがつきそうな見通し。そうすればお風呂の仕上以外ガラスが入って越冬できる。今年中そこまでいければ・・・

 

 

Posted by 遠野未来 at 10:35 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

土壁の乾燥
 昨日・今日とエコキャビンの全体打ち合わせに現場に。

 中塗りして1日以上たった内部の土壁は一部を除いて思ったより乾燥が進み、硬くなっていた。
 このまま乾けば来週にでも仕上げのしっくいが塗れるのではないか・・・という感じだったが、がっこう側から「中から土壁が乾いていないと周囲の壁や天井の木の板が反ってくるかも知れない・・・」という話があり、今あせって仕上げて木が反ったりする不具合があるより、今の中塗りの状態でストーブを入れ、来春温かくなってから仕上げては・・・という申し出。

 もちろん壁が中から乾く時間を数ヶ月とるのは理想的・・・明後日、日曜に左官の親方に見てもらい最終判断をする予定。

 外部のしっくいは仕上がったものの、「今年中に中の壁も仕上げる」 という目標はお預けになるかもしれない・・・

 ここはあせらずがまんである・・・

Posted by 遠野未来 at 01:13 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

ストーブ周り




 エコキャビンのある葛巻町。本州で一番寒いといわれる極寒の地。
現在すでに明け方は−6℃だという。冬は駆け足で深まっている。

 エコキャビンも左官の壁を乾かす間に、ストーブ周りの造作の準備中。
レンガを積んだ耐火壁と丸太部分の耐火用の土壁・・・・
ストーブと床暖が入るのはもうすぐ・・・・果たして中のしっくい仕上塗りが出来るかどうか・・・時間との勝負である

Posted by 遠野未来 at 21:10 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

■遠野未来建築事務所  設計監理費 / 仕事の流れ
設計・監理費について

 平成21年国土交通省の告示15号により、従来の工事費利率をベースにしたものから 施工面積と作業時間 によるものへと変更しました。
 計画面積、場所・規模内容により、以下を基準にお話し合いの上、決めさせていただきます。戸建て住宅の目安としては

1)施工面積による算出基準
  
 ・計画施工面積(m2)x 38,000〜40,000 円* 
 ・構造設計費 別途                  
   
      *面積に掛ける係数は、敷地条件や設計・監理の難易度に応じて算出します。


2) 作業時間による略算方式


   ・ 直接人件費 (=単価x作業時間) x2.5   

                   


3) 最低金額300万円

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  これらを踏まえ、お話し合いの上決めさせて頂きます。


 お気軽にお問い合わせ下さい。
 
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■ 遠野未来建築事務所 仕事の流れ −ご相談からアフターケアまで−

■仕事の流れ 

・お問い合わせ ・・・e-mail,お電話、FAX・・などお気軽にお問い合わせください。
  ↓
・面談・打合せ ・・・お互い第一印象がお互いとても大切です。
  ↓
・現場調査   ・・・遠方の場合もイメージ・スケッチの前に必ず現場を見させていただ          きます。(交通費実費ご請求)
  ↓
・イメージ・スケッチ・・・ 初回スケッチは無料。

 法規・ボリュームチェック・空間イメージ・・・など基本的な考え方を簡単なフリーハンド・スケッチ、CAD図などでご確認していただきます。

  ↓
■企画・調査

  ↓

 ・基本提案 ・・・有料  新築・リフォーム共 60、000円 〜 
                         
            現地調査  20,000円/回〜 (回数による)
            役所調査  20,000円
            報告書作成 20,000円〜・・図面 スケッチ、模型など。    

  ご了承いただければ、さらに内容をつめ、工務店から概算見積りを取るようにします。
  ↓            

■設計契約       ・・・基本提案にご納得いただき、内容が確定したら、総工費を考慮し、設計・監理費を決め、設計・監理契約を行います。※
  ↓
・基本設計      ・・・基本図面で全体内容を再度つめ、確認申請の準備をします.
模型や3Dで分かりやすくご説明しながら、詳細をつめていきます。        
  ↓
・実施設計    ・・・基本設計終了後、工事用にさらに詳細寸法のつめを行います。
  ↓
・確認申請    ・・・検査機関にもよりますが、約3週間〜70日ほど審査期間がかります。全体工程を考えておく必要があります。
  ↓
・御見積り     ・・・工務店が決まっている場合以外は、何社か見積もりを取り内容・金額を判断し、工務店を決定します。              
  ↓
・工務店決定   ・・・単に価格が安ければいいわけではありません。人柄・技術力も考慮し、慎重に決定します。
  ↓
・工事契約    ・・・通常、工務店と御施主様で工事契約を結んでいただきます。リフォーム・外構・土壁工事・・・など工事が小規模の場合は、当務所が設計・施工を請け負うこともあります。
  ↓
・工事着工         
  ↓
・現場監理     ・・・工事中は設計監理を行い、日々現場とお施主様を取り持ち,情報を共有します。ご安心して工事をお任せください。  ↓
  ↓
・竣工・引渡し       
  ↓
・点検・アフターケア    ・・・引渡し後、半年・一年点検を行います。

   当事務所は(社)東京建築士連合会の建築士賠償責任補償制度に入っています。お引渡し後万が一、工事内容に破損や瑕疵があった場合は、保険対象の範囲で無料で修理させていただきます。

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Posted by 遠野未来 at 16:50 | - | comments(0) | trackbacks(0)

ピンクの塗り壁
 

   

 今回のエコキャビンの内装仕上げ・・・ピンクのしっくい。

 一度どこかで是非ピンクの塗り壁を作りたいと考えていたが、今回がっこう側と意見が合い実現することになった。中に入った人が落ち着き、温かい感じになると思う。

 ピンクといってもどぎつい色ではなく、日本の伝統的なしっくいに弁ガラを入れてつくったっもので、仕上がると薄くて上品なピンク色になる。壁の中塗りがまだ乾かし中なので、一部ためし塗りをしてみた。平滑になりすぎるとペンキのようになるので、コテで少しテクスチャーをつけた一度塗り。

 これで宿泊室と広間を仕げる。やわらかなピンク色に包まれて、人はどのような思いをするのだろう。・・・

Posted by 遠野未来 at 09:36 | - | comments(0) | trackbacks(0)

指仕上げの塗り壁
 

 本日 練馬の 株式会社 山口建設さんのところでリフォームセミナー。

 「自然素材のいえづくり」というテーマで1時間ほどこれまでの自分の事例を交えお話させていただいた。6名ほどの参加者であったが、皆さん関心は高く真剣に聞いてくださりうれしかった。
 呼吸し、身体に良いことは分かっていても「土壁はホコリがつくでしょう」「しっくいの強度や色むらは?」という質問に対し、塗り壁は適材適所様々な素材仕上方があり、強度が必要なところには硬い素材、雰囲気を出すには粗く塗るなど、いろいろ応対できる・・・と答える。
 もっと塗り壁のハードルを低くするよう自分もアピールしたい。

 山口建設さんのお話では「多少コストはかかっても壁は呼吸しないクロスではなく、塗り壁がいい・・・とここ3年ほどでユーザーに浸透してきている。後3年もすればもっと認識も変わるだろう・・・」とのこと。

 山口建設さんの素敵なショールーム。そとん壁(九州の火山灰を使った塗り壁)による内部の藁入りの塗り壁がいい感じである。左官さんが指でテクスチャーをつけ仕上げたものだという。 

 自分もいつかチャレンジしてみたい。

 

Posted by 遠野未来 at 17:29 | ■土の建築・土壁・左官 | comments(0) | trackbacks(0)

みどりのドーム プロジェクト


 東京の埋立地・W公園に構想された「みどりのドーム」プロジェクト。

 計画地はディズニーランドや葛西臨海公園を海越しに臨みながら、現在全く人が行かない場所。そこにあるドーム型の展望台のフレームを活用し、自然江ネルギー・リサイクル素材・自然素材を使い、ゼロエミッションをテーマに休憩所・展望台・公園として再整備する。

 詳細は追って・・・。

Posted by 遠野未来 at 08:40 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

エコキャビン土壁 中塗り


エコキャビン内部土壁づくり 本日中塗り終了。

 土壁の中塗りは単なる仕上げの下地ではない。実際の仕上げは中塗りの形をそのままつくるものなので、実質的なかたちの仕上げであり、一番神経を使う作業である。
現場はすでに寒さが厳しく、工期短縮のため、中塗りに土を使わず、しっくいのみで仕上げることも考えられたが、内部の壁のデザイン上厚く塗る必要があるため、冬場の凍害に細心の注意を払いながら、あえて土壁の下地にした。

 左官や土壁の面白いところは、塗り方一つで空間が一瞬に変わること。角を付けるか丸くするか、塗り厚をどうするか・・・
生き物を作っているかのように、人の手一つで、空間がダイナミックに変わる。・・・自分が土壁や左官に魅了された一番大きな理由である。

 何とかここまできた。後は乾かす時間と寒さとの勝負。葛巻はすでに明け方零下である。あとは扇風機を当てひたすら土壁を乾かすのみ。

 仕上げまであと少しである。

Posted by 遠野未来 at 20:44 | - | comments(0) | trackbacks(0)

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