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森の動物病院
コンセプト

平面図

模型写真

sketch


ある動物病院のラフ・スケッチである。

 お施主様にお会いしたときの、「こどもが安心して園内を遊べる、水が流れる場」というお言葉と、恵まれた敷地にうかがったときの第一印象「気の流れがよく、敷地の高低差を使えないか・・・」ということから生まれた案。

 コンセプトは 「森の養生園」で

1 光・風・水・緑で満たされた安らぎの場
2 敷地と一体となり、登ることができる緑の屋根 と 地元の素材と土を使った内外装
3 雨水と井戸で出来た川が流れる園内
4 太陽や風の力を生かした「出来るだけ冷暖房に頼らない自然住宅」

 の4つがポイントである。

 これは自分がこれまで10年以上各地で試してきた自然住宅のすべての要素が入っており、技術・デザイン的に責任を持って提案できるもの。
 敷地とオーナーさんのご要望により、出てくるかたちが違うだけで、自分の基本的な考え方は変わらない。世界のどこの場でも、この考え方で建築をつくろうと思っている。


 実現するか今検討中。楽しみに結果を待とうと思う。

Posted by 遠野未来 at 01:11 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

こども環境アドバイザー 合格!
合格証

 この度、こども環境学会公認 こども環境アドバイザーに合格しました!

 試験がかなり難しかったので、厳しいと思っていましたが、この結果を「これからの精進に期待する」との励みに思い、がんばろうと思います。
 
 以前書いたように、この資格があるから何か特典があるわけではありません。しかし、今後自分が「こどもと環境」に関して勉強し、実践するための支えとして是非とっておきたい資格でした。講習で日本のこども環境に関する第一人者の先生方から受けた密度の濃い授業は大変貴重な経験になりました。そこで学んだことを講習に参加した、たくさんの仲間たちと、日本のこども環境を良くするよう少しでも実践していければと思っています。

 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

遠野未来

Posted by 遠野未来 at 15:47 | - | comments(2) | trackbacks(0)

神保町の夜桜
夜桜

 一昨日、東京・神田神保町交差点で、夜桜一番乗りショット!

 ネオンをバックにした都会の中の桜・・・なかなかいいです。
 土がない都心生活も、毎日いろいろな生き物が生きている息吹を感じられて、気に入っている。
 
 自分は建築で自然素材のことを扱っているが、他の多くの人と違うのは単に昔に返るというのではなく、都市生活の中での自然素材を主張したいという点。「土壁や自然素材がこんなに現代の空間に生かせる・・・」というのを皆さんに提案したいと思っている・・・

 都心でももっと、緑や自然を取り込んだ安らぎの場が出来るはず。現在緑化の業者さんといろいろな企画を考えており、今後実例をどんどん提案していきたいと思う。


Posted by 遠野未来 at 19:31 | ■設計・現場 | comments(0) | trackbacks(0)

土を耕す人!
卒園式 

 こども環境アドバイザーの3日目の試験で精力を使い果たし、風邪でダウン・・・
そして、今回は親バカのお話。

 今日、娘の保育園の卒園式があった。
 卒園証書をもらい、みんなの前で園長先生から「将来何になりたいですか?」とひとりひとり聞かれる。それに対する娘の答えが「土を耕す人になりたい!」「畑でいろんなものを育てたい!」・・・・その答えにとにかくびっくり! 

 娘は2歳までビルの中の土壁の家 神田SUに住んでいて、自然素材の空気に触れ、たくさんの人とも関わった。その影響か感受性がとても豊かで、「お宅の娘さんはシュタイナー小学校に入れたほうがいいのでは?」と区立の保育園の先生に言われ、驚いたことがあったが、それでもまさかの回答・・・。 わが子ながら、驚き、うれしく思った。
 
 私の家族は現在東京・神田のビルの上に住み、周囲はアスファルトだらけで全く土がない。それもあってうちの家族は土壁の家をつくったり、休みごとに娘を自然キャンプにやったり、ベランダや屋上のプランターで植物を育てたりしてきたが、それが少しでも影響を与えているのだろう。そしてこどもながらにどこか「土に触れたい・・・・」という切実な願望があるということだ。こどもが自然に触れることの大切さを身をもって感じる発言だった。 

 おそらく一生忘れられない一件である。


Posted by 遠野未来 at 22:50 | ■こどもの家 | comments(2) | trackbacks(0)

こどもアドバイザー 2日目
ワークショップ

 こども環境アドバイザー講習2日目。
今日は昨日に増して密度の濃い内容で、思うことが多く、頭が飽和状態。

 こどもと遊び場、こどもと自然、こどもと遊具、こどもと社会参画・・・に関するレクチャーと各自のこども時代の居心地の良かった場所を基にしたワークショップ、ディスカッション・・・。内容の充実度とワークショップを通した講師と参加者同志の連帯感。「今回の企画が、今後の日本のこども環境を少しでもいい方向に変えていけるのでは・・・」という期待が膨らむ。

 それぞれ今後の社会とこどもを考える場合に重要なお話ばかりで、目からうろこの話のオンパレード。現代のこどものおかれている厳しい状況と、こどもの力を伸ばしてゆく大人の役割の重要性が強調された。

 最後の討論で造形作家の早未恵理さんの、

「もっとこどもを信頼すべきだ。こどものほうがよっぽど進んでいる。大人がこどもから学ぶことのほうが大きい。迷ったらこどもの意見を信じ、聞く力が大切。大人とこどもで一緒に考える・・・」

というご意見に場内大きな拍手・・・ここまで各自いろいろ思っていたことが、ここで一回浄化された気がした。

 自分は先のワークショップで、こども時代の居心地の良い自分の居場所について、住んでいた家の「机の下」をあげた。まだ幼少の頃、よく酔っ払って帰ってくる父親に踏まれないように、母親が自分を机の下に寝かせてくれていたそうだ。よくその話を聞かされたが、亡き母の思いに感謝している。
 
 尊敬する亡き父親も含め、家族の信頼感のなかで育ててもらったことが、今自分がこどもに関わろうとしたり、家族の絆を信じるということにつながっている。そう断言できる。

 写真は「自分の居場所」のワークショップ発表風景


Posted by 遠野未来 at 22:30 | ■こどもの家 | comments(2) | trackbacks(0)

こども環境アドバイザー
アドバイザー

 今日から こども環境学会主催の「こども環境アドバイザー」の3日間の資格講習がスタート。

 こども環境学会が新たに制定した資格 「こども環境アドバイザー」とは、 
「家庭、保育、教育、地域、行政など様々のこどもに関わる現場にいる人々とともに、こどもにとって問題のある環境やその原因を発見し、どのように対処し、改善し、よりよい環境を形成していくべきかを提言し、協働して活動のできる人物の養成を目的としている。」

と要綱にあるように、こども環境の研究者と現場の人間が一緒になって日本のこども環境を改善していくきっかけを目指すもので、今後自分の活動に必須と思い、受講を決めた。最終日に試験があり、合否が決まる。

 講師の先生方はこども環境学会の中心メンバーのそうそうたる方々で、日本を代表する先生方ばかり。こどもと環境、こどもと理解、リスクマネージメント・・・などの講義と演習を3日に凝縮させて受け、さらに同じ方向を目指す同志との出会いの場ともなる貴重な経験である。研究者、こども施設の先生方、設計者、学生など全国各地から43名の受講者があり、この制度への感心の高さがうかがえる。

 今日の講義だけでも、目からうろこの話がたくさんあり、おいおいこのBLOGで紹介していきたい。今日は神谷明宏先生が行われた「ワークショップの技法」を紹介する。
50名以上の参加者でワークショップを行う場合の心得を、実際のワークショップ形式で体験させる非常に面白く、かつ示唆にとんだ非常に貴重な経験だった。

 ワークショップで重要なのは

アイスブレイク・・・導入でどう初対面の人たちを打ち解けさせるか、そこで勝負が決まる
ワークショップの基本・・・競争しない 各自の目標を設定させる
        強制しない 各自のペースで出来るところまで参加することでいい

成果・・・予定調和で一つの案に収束させることを前提としない 
最後・・・みんなでふりかえり、成果を確認する
 
 ということ。

 私もこの夏 jこどもも参加できる土壁ワークショップの計画をしている。
詳しくは決まり次第紹介するが、是非今回の神谷先生の技法を参考に自分なりに工夫を凝らし、楽しいワークショップにしたいと思う。


Posted by 遠野未来 at 23:57 | ■こどもの家 | comments(0) | trackbacks(0)

こどもとペット
GEM1
GEM2
GEM3

 ありがたいことに、ここ数週間で何軒もの仕事の問い合わせやご相談をいただいた。
自分のこれまでの活動の中の何かに感じて、お問い合わせいただいたことに感謝し、一つ一つ全力でお応えしていきたいと思う。

 その中で、不思議なことにたまたま「動物」関連のお話が重なっている。

 おそらく自分がテーマとする「こどもといのちの場」の中に、愛する「動物」たちも入っているのであろう。現代のこどもがいない方々にとっては、自分のこども以上の存在だと思う。
 逆に、今こどもの名前を「英語そのもの」を漢字の当て字にしてつける傾向があり、これまででは考えられないほど、信じられないものも多い。ある保育園の先生が「こどもをペットと間違っているんではないか?」といわれていた。こどもとペットの逆転現象が起こっているのかもしれない。

 そんな中、自分が設計をお手伝いし、昨年オープンしたペットのカウンセリング・ショップ「ジェムペットサービス」のその後の様子をうかがってきた。
 
 まずはお店が繁盛されていること、そして出来た空間を使いこなされていることを拝見し、ほっとした。
 約10坪のお店はしっくい塗りで、その中にショップ・スペースとカウンセリング・スペースがあり、源平先生手づくりの家具や什器と観葉植物、小さな水槽なども置かれた店内は、ちょっとした安らぎの場となっている。 おそらくここではカウンセリングに来られた方や動物たちも(?)心を開いていろいろお話しされるのだろう。

 このオーナーである源平将充先生は、まさしくペット界のカリスマ・カウンセラーで、カウンセリングや指導を受けたいという方があとを断たない。お話をうかがうと人間も動物も・・・同じように根本的なところから考える姿勢がクライアントの信頼を得ているのだと思う。
 
 施設づくり以外でも、仕事の進め方、お客様との接し方など・・・たくさんのご指導を受け、とても感謝している。たくさん自作の味のある什器を拝見し、これはプロの職人さんでは出来ない・・・とうれしくなった。
動物の食べ物などの通販もやっており、動物のことなら「何でも解決できる」とのこと。

 ご興味ある方はウェブサイトもあるので、是非訪れてみて欲しい。

「ジェムペットサービス」http://www32.ocn.ne.jp/~gem/index.html

〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目25-1 ノースポート・モール内
(横浜 センター北駅前)
TEL 045-912-2851



Posted by 遠野未来 at 21:28 | ■こどもの家 | comments(0) | trackbacks(0)

祝! 卒計二位!
仲川さん作品模型写真2

 このたび非常勤講師として教えている前橋工科大学で4年生の卒業計画(卒計)の審査会があり、自分が何回かアドバイスした仲川智紘さんが見事二位に選ばれた。本当におめでとう!

 仲川さんは「建築とこども」をテーマに卒論をまとめ、卒計では幼稚園の計画を行った。 中央に中庭があり、葉っぱの形をしたような園舎が連なり、屋根と敷地が一体となり、屋根の水が敷地を流れ、池になる・・・・そんな夢のある案だった。
 自分は何度かスタディ模型を見せてもらいながら、建物の断面と水勾配、屋根のバランスなどをアドバイスした。もともとアイディアがはっきりしており、いい感じにまとまるといいな・・・と期待していたが、何とか案をまとめ、評価されての受賞。自分も自分のことのようにうれしかった。

 今いろいろな大学でこども学部が出来たりし、こどもを軸に日本の社会を見直そうという流れが大きくなっている。その中で、建築もデザインだけ、素材だけというのではなく、「いのちの場として建築を考えること」そこが今後ますます重要になるのは間違いない。しかし、現状では日本の設計者はそれらのいずれかの壁を破れていない・・・と思う。
その三つをつなぐことを目指して自分もがんばりたい。
 そんな中で仲川さんのように若い女性が真剣にこどもの施設に取り組む様を見て、共感するところが大きかった。

 自分は審査会に出れなかったので、提出案をまだじっくり見てはいないのだが、全国優秀学生卒業制作展で全国を巡回するそうで、是非見てみたいと思う。ただあえて言うと、欲をいえば「ここまで出来たなら、もっとこうすれば・・・・」という思いもある。模型を見た感じでは・・・。それは本人に話してみたい。

 ということで、巡回展の日程が分かったらまたBLOGにUPするので、ご興味ある方は是非お出かけを。

Posted by 遠野未来 at 20:10 | ■こどもの家 | comments(0) | trackbacks(0)

ビオトープ再打合せ
綱引き大会

 昨日は現在ビオトープを計画しているK幼稚園で、副園長先生と再度現場打合せ。
今ある築山を生かしながら、使われていない場所を再生させて、池や生き物の場をつくることを再確認。再度内容を提案することに。

 その日はこどもたちの綱引き大会で、お母さん方も方も集まり大盛り上がり!
こんなかわいい子たちのために、少しでも楽しめる場をつくりたい。
 
 どんなつらいことでもこの笑顔を見るとがんばろう・・・って思います、よね。

Posted by 遠野未来 at 22:21 | - | comments(0) | trackbacks(0)

史上最強の小舞壁・・・?
セミナー風景
竹小舞アップ
小舞壁 建て方
史

 今日、都内で第2回竹小舞講習会があり、とても有意義な一日だった。

 前回二人組で行った小舞掻きを今回は一人でも挑戦したが、強くしばるのがなかなか難しい。全力で はあはあ いいながら藁縄で竹をしばる・・・・しばり方のコツをつかむと徐々に達成感が広がる。最後みんなで組んだ壁が出来た姿を見て、とてもうれしかった。

 前回も紹介したとおり、今回の強いほうの小舞のやり方は、かなり手間がかかるが、強度は相当ありそうだ。
 間渡し竹に太い割り竹を使い、太い藁縄でがっちりしばる。押してもびくともしない。この工法は、筋交+金物より強いのでは・・・という感じだ。
しかし、通常このやり方で家をつくることは手間がかかり予算的にやられていないとのこと。今回出来た壁の強度実験もするということで、「史上最強の小舞壁」かも。
 久住さん曰く、「これだけ強ければ竹でいろんなことが出来る。みんなやらないだけ。法規は最低の基準」・・・

 お昼をはさんで、久住さんのスライドレクチャー。
10年ほど前、久住さんが 赤坂のINAXショールームでやられた赤土の版築壁のスライドも。この壁は自分が感銘を受けた壁の一つで、自分が左官に興味を持つきっかけにもなったもの。

 数々のスライドで新たな表現を作り出している作品を拝見し「左官は壁を塗っているだけではだめ。新しい表現をする能力=デザイン能力が必要。図面や絵もかけなければいけない」とのことばに納得した。
 会場から「しっくいをつくる工程でのCO2排出と、壁に塗ってからのCO2吸収はどちらが大きいのか?」という質問への答えは「ほぼ同じ」とのこと。「つくる過程でCO2排出が減らせることが出来れば、地球環境に対して画期的なしっくいとなる」・・・

 講習終了後は、各自名刺交換などの交流。コアな活動をしている人たちの連携でいろんな面白いことが、どんどん起こって欲しい。
 久住さんのお言葉「業界だけで仕事がないなんて固まっていないで、もっと社会に左官のことを知ってもらうよう働きかけ、まず自分たちで盛り上げていこう」
と元気付けられた。この方はこれだけの腕をお持ちながら、謙虚で明るく、人間的にも素晴らしい。まさしく親方中の親方である。

 自分も設計者としてもっと、土壁や左官・竹のことを追求し、社会に発信していきたいと思う。

今日の内容、左官や土壁にご興味のある方は 左官的塾ホームページを。http://home.p06.itscom.net/sakan/ 筆者の連載「未来日記」もあります。是非ご一読を・・・。 


Posted by 遠野未来 at 19:04 | - | comments(2) | trackbacks(0)

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