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■BedZED/イギリスのゼロエネルギー都市型 エコビレッジ

●イギリス最先端のゼロエミッションをテーマにした都市型集合住宅、ロンドン南部にあるBedZEDを訪れました。

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  ZEDZero Energy Development の略。2002年に完成なので10年経ったことになります。数年前にこのスタッフの方が東京で行ったセミナーに出たことがあり、それ以来興味を持っていました。(ご興味のある方は、日本語訳の本も出ています)


全体は99世帯の住居と1405M2のオフィスからなります。建物はパッシブデザインの考えを元に、ソーラー発電、ソーラー温水、雨水利用など様々なエネルギーの活用が行われていて、色のついた自然換気の換気塔がシンボル。南面は開閉可能な総ガラス貼りのダブルスキン。約2mのテラススペースを挟んで,内側にガラス貼りの面があります。

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 南面はペアガラスで他の面はトリプルガラスの木製サッシュ。壁はレンガとブロックで出来ていて、中に300mmの断熱材。壁厚が450〜500mmほど。U値が0.1で無暖房無冷房とののこと。暖炉が家のシンボルにもなっている寒いイギリスで無暖房というのは、10年前の人は信じられなかったでしょう。

 この建物がヨーロッパ各国の断熱や建物の省エネ基準の指標になったことと思います。この建物の考えを元に、全世界で環境コミュニティづくりが広まっているとのこと。


 ショールームになっている部屋が一つあり、見学させていただきました。

各戸の屋根についている換気塔は自然換気で給気と排気が交わらないようになっており、それを通して部屋に給排気が行われています。訪れた日は外は肌寒かったのですが、中はかなり暖かく、ダブルスキンは効果があるようです。ヒートゲインとなるレンガの壁面にも蓄熱するでしょう。ただし中にいても高気密なのが肌で感じられ、正直窓を開けたくなりました。ドイツのパッシブハウスと異なり、機械式の全熱交換器はついていないようなので、冬に換気が不十分なときは窓を開けるのかどうか、そのあたりもう少し知りたいところです。

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 北面はルーフガーデン

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 建物のデザインについて。

 

 環境建築の指標となる成果を生んだこのプロジェクトに敬意を表した上であえて書きますが、建築のデザインは、機能やものの集積、建物という印象が強く、残念ながら自分の心の中には入ってきませんでした。「環境機能主義」という言葉がふと浮かびました。


 現在機能やエネルギー効率で成果を上げている方々の世代の環境建築を21世紀の「環境建築の第1世代」とあえて言うなら、我々は第1世代の試みと科学的データを踏まえながら「第2世代」を目指し、もっとデザイン的にも人々の心に入っていく建築を目指すべきではないか?


 そう思っています。





Posted by 遠野未来 at 10:34 | ■エコロジー・環境・バウビオロギー | comments(0) | trackbacks(0)

■イギリス/エデン プロジェクトの説得力
● イギリスの環境テーマパーク/エデン プロジェクトに行って来ました。
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 植物による生態系の再生。熱帯と亜熱帯の世界の植物を再現した透明なドームだけでなく、農作物と木を含む周囲の植物も美しく手入れされて素晴らしい。そのスケールに圧倒されると共に、10数年前にはこの地が一本の木も生えていない渓谷だったことを思うと、まさしくここは「エデン」としか言いようのない説得力がありました。

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 最初たった5人で始めたというこのプロジェクト。人により好みはあると思いますが、「これからの地球にを考えるこういう場が絶対に必要だ」という信念の元、様々な人や国家を巻き込み、その思いを壮大なスケールで本当に実現させたのは「すごい」の一言。


 CATがエネルギーとエコを地道に見せるのに対し、こちらは植物と食の生態系を中心とした環境を現代的に、デザイン的にも洗練させて見せています。平日なのに本当にたくさんの人が来ていて家族、こども、カップル、学生、お年寄り、すべての世代の人が楽しんでいたのが印象的。環境教育の場として、今後も様々な展開が計画され、世界に発信していくことでしょう。


 日本も自分たちの信念を持って、がんばりましょう。

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Posted by 遠野未来 at 07:10 | ■エコロジー・環境・バウビオロギー | comments(0) | trackbacks(0)

■土と木と石灰さえあれば家はできる
 ● 昨日、OZONEでバウビオロギーの住まいセミナーが行われ、私も欧州の土建築についてお話させて頂きました。ご一緒させていただいた石川先生、畑中久美子さんのお話もとても勉強になりました。
 談話の中で、石川先生が話された印象的な言葉

「土と木と石灰さえあれば家はできる」・・・
 
 ドイツのバウビオロギーの建築家にはこういう方もいるとのこと。
 はっとしました。

 現代の家を突き詰めてみるとそうなるかもしれない・・・

 どんどん不要なものを捨てていく。何が残るのでしょう。
 その姿勢が大事だと思います。

Posted by 遠野未来 at 22:05 | ■エコロジー・環境・バウビオロギー | comments(0) | trackbacks(0)

■土地の力とダウジング バウビオロギーセミナー
 ● 時間が経ってしまいましたが、なかなか紹介できなかった3月のバウビオロギーセミナー
のダウジングの様子をご紹介します。
 
 このセミナーが軽井沢で行われたのは3/5,6で震災の前の週でした。講師のドイツの建築家ヴォルフ・ブランクさんは2日目、セミナー内容を変えて「土地の力」の話を長くされました。日本に滞在し何かが起きる予感がしたのかもしれません。
 日本で不安定なかたちのある美術館を訪れたとき「人に不安を与える形状は良くない」と言われていたそうです。
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 ダウジングはドイツではバウビオロギーの建築家が建物を建てるとき、かなり一般的にその土地の磁場を見るのに使われているそう。測定する装置はいろいろな形状があります。
中央がブランクさん。
 人によって測定装置の反応が違いますが、その地面の下に何かがあるとその測定棒が反応するという訳です。迷信と思う事なかれ。今回、ブランクさんは土地の木の形状、木の成長の仕方を見て、おそらくこのあたりの下に地下水脈があると予測しました。
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 反応して上に上がる測定器
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 このタイプは
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 反応すると人によって開いたり、閉じたりする
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 銅を折り曲げた棒でも測定可能
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 閉じた状態

 みんな外に出て土地の反応を見ていると、ブランクさんがこの木の下あたりを水脈が通っていると行った場所で、ほとんどの人の測定器に反応があり、驚きました。

 ただし、ブランクさんによるとダウジングに関しては、非常に高い見識が必要で、中途半端な知識でその結果を判断するべきではない。とのこと。

 地磁場が悪いところへの対策も炭を埋めることを始め、いくつか方法があり、奥深い世界です。自分も、これから土地を見る方法の一つとして参考にしてみたいと思います。

Posted by 遠野未来 at 21:54 | ■エコロジー・環境・バウビオロギー | comments(0) | trackbacks(0)

■バウビオロギー建築 土地の力・・・磁場の測定 ダウジング1
 ● 先日のセミナーの紹介を続けます。

 今回参加者から一番注目されていた 土地の磁場の測定 ダウジングについて。
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 今回のセミナーで土地の力のお話を力説されていて講師のブランクさん。
風水やインドの家相に関してもかなり熟知し、自分の設計にも取り入れられています。

 まず はじめにお断りしておくと、ブランクさんによるとこの件に関しては、実施講習をするものの、生半可な知識で、建築主さんにこうすべきだ と軽く言うべきではないということでした。あらゆる項目にわたる見識が必要。そして一方でドイツのバウビオロギーでは建築家が金属の棒を持って土地の磁場を測るのは一般的に行われているとのことです。

 さてどんなものなのでしょう? 半信半疑でしたが、とても納得する結果にびっくりしました。

 まず、土地の様子を見るとき 木があればそこに生えている木を見るように とのこと。
その木の育ちかたで、土地の様子がわかるという・・・
軽井沢のセミナー会場を例にブランクさんがその土地を判断してくれました・・・(続く)

 遠野未来web http://www.tonomirai.com/

Posted by 遠野未来 at 23:18 | ■エコロジー・環境・バウビオロギー | comments(0) | trackbacks(0)

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