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■もりのいえ 太鼓梁と180角の柱
● 今回の建物は巾21cmの太鼓梁の上に屋根をかける構造ですが、その梁を受けるため柱も180mm角と大きくしました。
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 木造住宅では通常は120mm角なので、巾と奥行きで1.5倍。面積で2倍以上の太い柱になります。
その柱が14本約1mピッチで並びます。

 20坪に満たない小さな建物でこのような太い柱を細かく立てて使うことは通常ありません。
構造上の要請からとはいえ、自分ももっと小さな部材にしたほうがよかったのでは・・・と後ろめたくも思っていました。

 先日行われた土壁セミナーで建築家の高橋昌巳さんが

「今の日本の山は4寸(120mm)角よりもっと太い木が取れるし、どんどん使わないと山も死んでしまう。木造も5寸・6寸・7寸ともっと大きな材で使うべきだ。」

といわれていて少し勇気づけられました。

 今回は円形の建物なので貫ではなく筋交構造にしましたが、その筋交とともにこの太い柱も部分部分で現しで見せたいと思っています。部屋の中でどう見えるか壁との関係もあるのでできてみないとわかりませんが

「友よそんな調子はなく、もっと力強い調子で」(*)・・・となりますかどうか・・・。

====
*「縄文的なるもの」白井晟一

 

Posted by 遠野未来 at 14:59 | ■もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

■もりのいえ 太鼓梁の角度とかぶら束
●今回の建物の構造の中心となるのが7本の太鼓梁が中央に集まる木組みです。
削る前の太鼓梁で、実際の角度がどうなるか見させて頂きました。
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30°ほどの角度で中央のかぶら束に向けて、7本の梁が集まり、突き上げますが、
今回の建物は北側は正円ですが、南側は円形ではないので長さと突き上げの角度が異なってきます。

これから大工さんの墨付けと刻みがはじまります。8月お盆の頃には屋根までこの加工場で仮組みする予定です。
私も組み上がる過程に合わせて、ここに通いながら様子を見させて頂きます。


 

Posted by 遠野未来 at 17:16 | ■もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

■もりのいえ木組み・・・かぼちゃのような「かぼちゃ束」
●先日の大工さんの加工場で7本の太鼓梁を受ける中央の「かぶら束」とご対面。

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巾21cmの梁が7本ぶつかるとなると中央の束は直径60cmの丸太に。
想像をしていましたが、やはり大きい。・・・もちつきの臼のような大きさです。

この材に梁がぶつかるところの面が取ってありましたが、まさしく「かぼちゃ」のように見えます。
こんな姿から「かぼちゃ束」ともよばれるのでしょうか・・・。

建物の規模にとって材が大きくなったので、今回この束は天井内にかくす計画です。
 

Posted by 遠野未来 at 16:37 | ■もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

■もりのいえ 太鼓梁と対面 「みんなちがってたいへんだ。」

●昨日、工事中の「もりのいえ」の施工ををお願いしている寺島工務店さんの加工場に伺い、使う材木の確認と施工の手順の打ち合わせをしてきました。

 今日のタイトルの「みんなちがってたいへんだ。」・・・という言葉は、よく教育でいわれる

「みんなちがってみんないい。」

 に対し演出家の平田オリザさんがいわれた言葉。・・・いろんな意味があると思いますが、初めて聞いた時思わず吹き出してしまいました。

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 昨日改めて見た、今回使う太鼓梁はまさしく、その言葉通り。


 長野県根羽村で切った曲がった丸太を太鼓にしたものですが、「きれいに曲がっている素性のいい丸太なんて、そんなのめったにねえですよ・・・」という寺島社長の言葉通り、使う7本のうちきれいに曲がっているのは2〜3本で、S字はあるはコブはあるは左右非対称の断面はあるは、曲がりの少ないのはあるは・・・という感じで、思わず「・・・」でした。

 最終的には加工場で一度これを組み、見た目の様子でこれを削って仕上げることにしました。

 今回の屋根は3次元形状で垂木の形状が南側は全て異なります。

 寸法を出してもその通りにはいかないのは百も承知で、実際どうやってつくるかが一番のポイントでしたが、最終的にはこの加工場で梁と屋根を一度組んでそれをばらして現場で建て方をすることに。
 

■ 建て方は9/1〜へ

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 軽井沢は7月末〜8月末が工事自粛期間。その間に工場で準備し、9/1から建て方という日程になりました。

 あと3ヶ月後ということになりますが、それまでのんびりしていられるわけではありません。

 それまで設備や照明、そしてつくろうとしている家具も最終決定するということで秋以降の工事本番に向け、設計側としては最終決定の「山場」になります。

Posted by 遠野未来 at 09:38 | ■もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

■もりのいえ 床スラブコンクリート 木レンガ埋め込み
● 構造床スラブコンクリートの打設が終了し、前回ご紹介したレベラーを流し終わった様子です。
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 右側の型枠に、小さな木の桟が細かく入っているのが見えます。
今回この床の厚みまで外壁が下がってくるので、その下地として埋め込んでいるものです。

 コンクリートから土台をとめる金物アンカーボルトが見えています。

 このコンクリートの床は、75cmはね出し、少し地面から浮いていて、そこに土台と柱が載る建物のつくりかたになっています。

 ・・・表現と景観上の理由からそうしています。

Posted by 遠野未来 at 19:32 | ■もりのいえPROJECT | comments(0) | trackbacks(0)

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